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ジョージ・カーダス

2011年10月9日 (日) 20:31時点におけるDelta (トーク)による版

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Jorj Cardas.jpg
Jorj Car'das
人物に関する情報
出身地

コレリア

誕生

50 BBY

身体に関する情報
種族

人間

性別

男性

身長

1.9 m

髪の色

黒色

目の色

茶色

年代および政治に関する情報
時代
[非表示]

解説

旧ターミディアン語を話すことで知られるコレリアンジョージ・カーダスは、デュブラック・クエント船長と、その相棒であり副操縦士でもあったマリス・フェラシ<バーゲン・ハンター>で、航法士としての経歴を積んだ密輸業者である。そして、アウター・リムの端々でファイヤージェムを密輸していたとき、彼らはチス・アセンダンシー拡張艦隊の前線警備軍司令官だったスローンに拘束されたのだった。

スローンは3人の人間を客と囚人の中間の位置づけとして船に留めておくことを決めた。その後の何ヶ月かで、カーダスはチューン語を学び、ヴァガーリの敗北とアウトバウンド・フライトの壊滅後、その船に乗り込んだ。そこで、彼は生存者の1人であるロラナ・ジンズラーを発見し、この女性ジェダイにいつか彼女の弟ディーン・ジンズラーをアウトバウンド・フライトの残骸へ連れてくると約束したのだった。そして、カーダスはジンズラーとスローンの弟、シンディック・ミスラサーフィスと別れ、アウトバウンド・フライトを後にした。その後、彼とスローンは友人として別れることになる。そして、カーダスはキンマン・ドリアーナと共に共和国へと戻り、彼からダース・シディアスのために諜報活動を行う密輸組織の首領となるよう依頼されたのだった。

クローン大戦が勃発したとき、カーダスは前途有望な密輸業者としてその名を馳せていた。彼はこのとき銀河系が大きな変革期を迎えていると認識し、それを自身の仕事を始める絶好の機会と捉えたのである。後にブースター・テリックハル・ホーンによって逮捕されケッセル鉱山に送られると、カーダスはブースターの縄張りを支配するようになる。やがて彼は、ハットの犯罪ビジネスとは比べるまでもないが、小規模ながらも密輸業でそれなりの成功を収めるに至ったのだった。

そしてクローン大戦の終結から15年後、カーダスはプファッシュから逃亡してきたダーク・ジェダイの1人と遭遇した。ダーク・ジェダイはカーダスを除く彼の船の乗員全員を殺害し、船に乗せるよう要求したのだった。その後、彼らは沼の惑星ダゴバに漂着し、小柄な老ジェダイ・マスターヨーダと出会う。カーダスはヨーダから治療を受け、ダーク・ジェダイとヨーダの激しい戦いを生き延びたが、この遭遇を境に得体の知れない決定的な変化を経験したのだった。彼は自分の組織をより高度なものへと発展させはじめ、無数の犯罪行為に関与するが、いずれもその市場を独占するには至らない小さな帝国を築き上げた。これによってカーダスは巨万の富と控えめな権力を手に入れ、彼の組織はハットの犯罪シンジケートとの競い合いを始めるようになる。カーダスは何らかの方法であらゆる状況に正しく対処することができるようになり、対立相手を常に出し抜いていたのだ。彼が莫大な情報が蓄積されたデータカードを、ただで手に入るがごとく大量に収集し始めたのもこのときからだった。

だがある日、カーダスは意味もなくヨットに乗り込み、忽然と姿を消してしまう。彼はヨーダから与えられた新しい生命を消失させ、健康を損ないはじめていたのだ。彼はヨーダにすべてを元通りにしてもらうべく、再びダゴバへと向かう。だが、ヨーダはカーダスの船からブラスターベコン・コールを取り出し、それらをジャングルに投げ捨てただけだった。ジェダイ・マスターは彼に、せっかく与えた命を無駄にするなと叱りつけ、これ以上助けることはできないと告げた。ヨーダはルーク・スカイウォーカーの到着と、それに続く人生で最も重要な訓練への準備で多忙だったのだ。カーダスはもはや部下たちのもとへ戻ることもできず、エクソクロンへと逃れた。ヨーダは彼に、そこでエイング=ティの修道僧から助けを求めるよう助言したのである。

リーダーが不在の間も、彼の組織はその後数ヶ月にわたって繁栄を続けていたが、残された副官たちの間では真のリーダーの必要性についても議論されはじめていた。だが、票決に至るまでもなく、カーダスの最も信頼する弟子の1人だったタロン・カードが組織を引き継ぐことになる。他の幹部たちにとってこれは不幸な出来事でしかなかったが、新しい事業はその後も20年にわたって繁栄を続けるのだった。そしてスローン大提督の死後、カードはランド・カルリジアンマラ・ジェイドにカーダスの捜索を依頼し、2人はこの仕事に7年の歳月を費やすことになる。だが、結局はエクソクロンのどこかにいるということが判明しただけで捜索は打ち切りとなり、残された手かがりも、ルーク・スカイウォーカーがダゴバで発見したベコン・コールのみだった。

その後、ランドはカーダスが新共和国を揺るがすカーマス事変の問題を収束させるのに役立つ情報を持っているのではないかと考えたが、カードは彼をこの問題に引き込むことを拒否する。だがカーマス事変の最中、最終的にカードはカーダスと対面する覚悟を決めた。彼の恐怖に立ち向かわない限り、カーマス・ドキュメントのコピーを手に入れることはできないのだ。

カードの訪問に際してカーダスは入念な計画を立てており、エクソクロンでは寝たきりの衰えた老人の振りをしていた。彼の要塞は山の斜面の内部に築かれていたが、ここでカードはかつての上司のあまりにも年老いた姿に驚愕した。しかし、カーダスはランドとマラが自分を捜索していると知って以来、たびたびこの計画について考えていたのだ。彼はカードが自分を探したがっていることを利用し、犯罪王レイカスをエクソクロンおよびケイソル・リフトの近郊におびき寄せようとしていたのである。カーダスとエクソクロン連合航空宇宙艦隊の副官トレイ・デイヴィッドも、エクソクロンの防衛力ではレイカスの艦隊に歯が立たないことは分かっていたが、一方で彼らはエイング=ティの修道僧がレイカスに強い殺意を抱いていることも知っていた。カードをエクソクロンに到着させることによって、カーダスとデイヴィッドはレイカスにもこの惑星の位置を伝えることになる。だが、レイカスの艦隊はエクソクロンへの攻撃を行う前に、エイング=ティの修道僧によって壊滅させられたのだった。

カードはカーダスが決してひ弱な老人ではないことを心得ており、この一連の出来事についてもほぼ全容を把握していた。そして彼がエクソクロンに戻り、再びカーダスと対面すると、その姿はもはや高齢の老人ではなく、健康的な壮年の男となっていたのだ。カーダスは要塞の本当の大きさを明かし、カードに莫大な量のデータカード・ライブラリがあることを示す。カーダスにはその中からカーマス・ドキュメントのコピーを探し出すことができなかったが、その代わりとして、帝国軍グロディン・ティアスモフディズラ、そしてペテン師のフリムに関する価値ある情報を発見することができたのだった。カードとシェイダ・デュカルはカーダスに別れを告げた後、この情報をペレオン提督に引き渡すことになる。

それから数年の間、カーダスは再び銀河系の表舞台から姿を消すことになる。その後、彼はヴォス・パークアウトバウンド・フライト計画の残骸を調査する任務を受けたことを知り、それをディーン・ジンズラーに伝えたのだった。カーダスはジンズラーを追跡し、フラカリア星系で彼の船を修理までして、ジンズラーの調査への参加を保証したのである。ジンズラーはルーク・スカイウォーカーに、カーダスは彼が何年も前に行った約束を果たそうとしているだけだと告げた。その後、チスアリストクラ・チャフォーンビトラノからの挨拶があったとき、カーダスは<チャフ・エンヴォイ>上でジンズラーと同席していた。だが、ジンズラーにはカーダスとアリストクラとの間で交わされた討論の内容を理解することができなかったのである。

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