オングリー
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オングリーは、スカステル星団の惑星スカステルに原住する両生類型の準ヒューマノイドである。
解説
多数派種族ではないため、オングリーについて知られていることは極めて少ない。だが、記録には、彼らの出身地はアウター・リムのスカステル星団に属する惑星スカステルであると記されている。オングリーは猫背をした2足歩行の両生類型ヒューマノイドであり、他の多くの種族には逆さまに見える特徴的な頭部によって、容易に識別することができる。彼らは砂のような茶色の皮膚をしているが、濃淡には種族内に様々な個体差が存在する。また、口は4つの鼻孔の上に位置しており、頭部の下半分の位置から外側両方向に伸びる2本の眼柄の先端に目が付いていることから、魚のような外観を見せている。さらに、オングリーの眼柄は伸縮可能であり、そのため彼らは様々な角度から対象物を見ることができるのだ。一方、手には表裏一体の2本の太い指が生えている。オングリーは指の数こそ少ないが、かなり小さな物体でも器用に掴むことができ、不器用な外見に反して、驚くほど敏捷な種族なのである。
オングリーには行動指針を決定する前に、あらゆる可能性について熟考する傾向がある。彼らはあらゆる角度から物体を観察することに慣れているため、おそらくは心理学的にもその傾向を踏襲しているのだ。この傾向によって、彼らの多くは特に有能な外交官、政治家、交渉者として活躍している。また、オングリーはその人口が許す限り、旧共和国に仕えており、少なくともクローン大戦時において2名のオングリーがジェダイとして活躍したことが知られている。しかしその一方で、物事をあらゆる方向から観察できる能力によって、犯罪王やギャングの親玉と結託するなど、不法行為に手を染めるオングリーも少なくない。彼らは正と負の両面から社会の主流に影響力を与えているのだ。