ラム・コータ
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ラム・コータは、クローン大戦中に将軍として活躍した年配の人間男性のジェダイである。彼はクローン・トルーパーたちを信用していなかったため、オーダー66の虐殺を逃れることができたのだった。
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経歴
初期の人生
ジェダイ・オーダーに加わる以前、ラム・コータは故郷で塹壕戦を戦っていた。このとき18歳だった彼は、この野蛮な抗争を平和的に解決するために交渉を行っていたメイス・ウィンドゥと親しくなる。そして任務が完了すると、メイスはコータをコルサントへ連れて行き、ジェダイ・マスター・ヨーダを指導者としてジェダイの武芸の訓練を始めさせたのだった。コータは遠方で戦争を戦っていたため友人もほとんどいなかったが、その勇気は万人から認められていた。彼は常に最も危険な任務に志願していたのだ。やがてコータは白髪まじりの頑強な将軍となり、クローン大戦を通じて数多くの戦闘に参加したのだった。
暗黒の時代
コータはクローンは兵士に適さないと信じており、その代わりに自ら選抜して訓練した、彼自身の特別な兵士たちからなる小規模部隊を従えていた。彼の部隊にパルパティーンによって準備されたクローンがいなかったことは、結果的にオーダー66が開始されたときに彼の命を救うことになる。彼はジェダイ・オーダーを襲った悲劇について素早く察知すると、アウター・リムへと身を隠した。そのため、帝国の記録には彼は死亡したと記載されたのである。
やがて、コータはベイル・オーガナ議員とその補佐イレニック・イットクラの秘密の同盟者となり、彼らからシスをおびき出すために帝国を攻撃しているお尋ね者たちの情報を入手した。そしてヤヴィンの戦いの2年前、コータと仲間たちはオーガナの情報にしたがって行動を起こし、ナー・シャダー上空のTIEファイター製造工場を乗っ取った。しかし、彼はスターキラーのコードネームで暗躍していたダース・ヴェイダーの弟子、ギャレン・マレックに阻まれ、視力を奪われたのだった。
コータは、ギャレン・マレックがダース・ヴェイダーの単なる従者として以上の、はるかに大きな使命感を持っていると確信していた。シスを熱望するマレックとの戦いの中で、コータはフォースを使って製造工場を真っ二つに引き裂き、それを弾き飛ばして床と天井をひっくり返した。そして戦いも終盤になり、ギャレンがジェダイにとどめを刺そうとしたとき、コータはこの若者の未来が見える、その未来に見えるものすべてが自分自身である、彼は常にヴェイダーの従者であるわけではない、と謎めいた言葉を発したのだった。
2人の運命的な戦いが終わると、ギャレン・マレックは自分のライトセイバーをロックし、ラムのセイバーを彼自身の目に当てさせることで、彼を盲目にした。この瞬間、彼は後ろへよろめき、すべての視界をさえぎってマレックを吹き飛ばすテレキネシスの波動を解き放った。その後、突風が吹き荒れ、指令センターから吐き出されたコータはナー・シャダーへと自由落下していく。しかし、マレックはコータが自らジャンプしたのだと考えていた。
コータは生き延びたが、目が見えなくなっていた。彼は明らかにフォースとの繋がりを失っており、ベスピンのクラウド・シティで隠遁生活を送っていた。一方、帝国の敵対者たちを探し集めていたギャレンも、何ヶ月もの追跡の末、ついにクラウド・シティでコータを発見する。コータは彼らの理想の助けになってくれるよう、元老院との接点であるベイル・オーガナを説得するために、マレックをキャッシークにある帝国の奴隷施設へと導き、オーガナの娘、レイア・オーガナ姫を救出させたのだった。