キラッシュ
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キラッシュは、青白いピンク色の肌をした近人間の知的種族である。その大きな頭部にはほとんど毛髪がないが、首の裏側からは毛が伸びており、一部のキラッシュはそれらを入念に編んでいる。リーサブ・サーリンと呼ばれるキラッシュの女性は、ある程度の予知能力を持っていると言われていた。高位尋問官アンティニス・トレメインもサーリンと出会った際に、彼女をフォースの達人だと公言している。サーリンは投獄や帝国の尋問官たちの手による殺害から逃れるため、タトゥイーンに身を隠したのだった。
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生態と外見
キラッシュは近人間の知的種族である。彼らは2本の手と2本の脚を持つヒューマノイドだが、人間とはかけ離れた大きな後頭部を持っている。また、キラッシュの頭部には首筋から伸びた縮れ毛を除いて毛髪がない。一部のキラッシュはこの毛髪を長い房状にし、手の込んだ髪型を作っている。例えば、リーサブ・サーリンという女性は毛髪を3本に束ねて頭部に巻きつけており、2本は頭部の両側に沿って耳の前に垂らし、3本目は額から眉毛の上にまで垂らしていた。また、キラッシュの顔は人間とよく似ているが、頬骨の部分が盛り上がっていた。
通常、キラッシュは人間と交配することはできないが、ある種の遺伝子操作が行われた個体は人間との混血児を生むことができる。また、リーサブ・サーリンはある程度の予知能力を持っており、高位尋問官アンティニス・トレメインからフォース感知者として認識されていた。
歴史
キラッシュは少なくともヤヴィンの戦いの19年前には銀河系にその存在を知られていた。あるときアウター・リム・テリトリーの奴隷商人、ウォラノーガ・ザ・ハットは、奴隷のオーラ・シングをキラッシュと人間の混血だと推測していたが、キラッシュのゲノムでは彼女のような長寿命を説明することができなかった。またクローン大戦中には、惑星ヴァセッドの酒場であるキラッシュがバーテンダーとして働いていた。
純血のキラッシュ女性であるリーサブ・サーリンは、子供のころに奴隷として生活していた。銀河帝国による統治の間、サーリンは高位尋問官アンティニス・トレメインと遭遇し、彼女に予知能力があると推測した彼は、彼女をフォースの達人であると公言した。だが、尋問官たちはジェダイや他のフォース感知者を追跡し、フォースのダークサイドへ転向させるか、または抹殺するよう命じられていたため、サーリンは辺境の惑星タトゥイーンへ逃亡し、モス・アイズリーの雑踏の中に何年にもわたって隠れていたのだった。ヤヴィンの戦いの直前に、オビ=ワン・ケノービとルーク・スカイウォーカーがハン・ソロとチューバッカにオルデランまでの旅を依頼していたとき、彼女もチャルマンの酒場に姿を見せていた。