ミッド・リム
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解説
ミッド・リムは拡張領域とアウター・リムの間に位置する銀河系の領域である。
天然資源がほとんどなく、そのため隣接する領域と比べると人口も少ないミッド・リムでは、あらゆる状況で住人たちに過酷な労働が要求されていた。逆に言えば、自ら努力して働こうとする人々には、それ相応の機会が与えられる領域でもあり、なかには目覚しい経済発展を遂げた惑星もある。しかし、この領域は主要な交易ルートから遠く離れているため、比較的探査の進んでいない場所も多く、海賊たちの潜伏地となっている惑星も多かった。
クローン大戦が終結し、新秩序の宣言がなされると、ミッド・リム全体にいくつもの帝国アカデミーが設立された。当時、この領域は反乱軍が基地を築くのに適した場所となっており、そのことを恐れた帝国の戦術家たちは厳重なパトロールを開始したのだった。
エンドアの戦いによって帝国の勢力が減衰しても、ミッド・リムは盲目的に帝国に従う数少ない領域の1つとして残り、数多くの帝国軍秘密基地や、簡易造船所を抱えていた。ここでは多数の対立しあうモフたちが、この領域の合法的な帝国艦隊に兵員や税金を供給するという名目で、独自の帝国を維持していたのである。
やがてパルパティーンが復活したときも、ミッド・リムは帝国の強固な支持基盤のままであり、新共和国との戦いに強大な艦隊を提供している。新共和国は凄惨な戦いによって多数の兵士と艦船を失いながらも、最終的にこの領域の支配権を勝ち取った。だが、その後も新共和国への公の支持は強いものの、ミッド・リムにはかなりの帝国支持者が隠れたままとなっている。