アサルト・フリゲート・マークI
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アサルト・フリゲート・マークIは、反乱同盟軍で使用されていたドレッドノート級ヘヴィ・クルーザーの改良型である。
特徴
反乱同盟軍の技術者の多くは戦艦の修復やカスタマイズに長けており、彼らの能力と革新性を語るにあたってアサルト・フリゲートほど格好の例はない。詳しい説明は困難だが、アサルト・フリゲート・マークIは、実際に帝国軍のドレッドノート級ヘヴィ・クルーザーを大幅に改造したものなのだ。
燃料消費とエンジン容量を節約するため、技術者たちは上層部の構造材を大量に取り外し、2枚の背びれ状の大型ソーラー・パネルを取り付けた。だが、これは現実に艦の操縦性を向上させることにも役立ったのだった。
さらに、人間の乗員が行っていたことを自動化するためにも多くの部分が改造がなされている。もともとのドレッドノートは操艦に16,000人という同サイズの他の戦艦に比べてもはるかに多くの乗員を必要としていた。人員的には帝国軍より圧倒的に劣り、訓練された乗員となるとさらに乏しい同盟軍にとって、これはあまりにも非現実的なことだったのだ。しかし、一度は同盟軍の技術者もこの戦艦には嫌気が差したものの、甚大な努力によって初期の3分の1弱にまで乗員の数を減らすことに成功した。だが思いもよらぬことに、多くの乗員とエネルギー炉を内部から減らして兵器を追加した一方で、攻撃能力そのものが犠牲となり、結果的にドレッドノートと比べてターボレーザーの射程距離と威力は低下してしまったのだった。
アサルト・フリゲートには、ドレッドノートと違ってドッキング・ベイや離着陸プラットフォームはないが、表面に20ヶ所の連結型ドックが装備されている。そのいくつかには反乱軍の標準的な貨物艇を連結することができ、残りは戦闘機や軽貨物艇用となっている。しかし、ネビュロンB・フリゲートとは異なり、アサルト・フリゲートは他の船を連結したままハイパースペースに入ることはできなかった。
このような修復は徹底的に行われたため非常に高価なものとなってしまい、実際に同盟軍で使用されたアサルト・フリゲートはごく僅かな数しか存在していない。しかし、実戦での使用は極めて効果的であり、時間と資金さえあればさらに増えていたことは間違いないだろう。