パントラン
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パントランは、パントラン星系の衛星パントラに原住する近人間種である。
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生態と外見
パントランは衛星パントラに原住する、細身の青い肌をしたヒューマノイドである。彼らはルーニアンと同じ祖先を共有しており、外見もよく似ている。
社会と文化
パントランは選挙によって役人を選ぶ民主主義政府を保持している。彼らはパントラン議会によって統治されており、クローン大戦当時にその代表を務めていたのは冷酷な鉄の意志を持つチー・チョ書記長であり、彼の死後はN・パパノイダがその職務を引き継いだ。また、彼らは共和国元老院にも代表を送り込んでおり、銀河共和国に対しても一定の影響力を保持していた。銀河共和国の晩年におけるパントランの元老院議員は、リヨ・チューチーという名の若い女性だった。
歴史
クローン大戦の間、パントランは分離主義勢力から星系を守るため共和国前哨基地の設置を要求し、それを承認した。共和国の軍事基地はパントラの保護領である氷の惑星オート・プルトニアに設立されたのだった。
オート・プルトニアに駐留していたクローン・トルーパーの全軍が消息を絶ったとき、共和国はジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーを調査に派遣した。彼らは現地でチー・チョ書記長とリヨ・チューチー議員と合流する。権力欲の強いチョは直ちに主導権を主張し、2人のジェダイとその配下のクローン・トルーパーたちに命令を与えたのだった。
無人となった共和国基地を探索する間に、チョ書記長はこの事件が分離主義勢力によるものであることを確信した。それほど遠くない場所に分離主義勢力の基地が発見されたことも、彼の疑念をより確実にさせたのである。しかし、分離主義勢力の基地も既に破壊されており、そこには共和国と連合軍との交戦の痕跡さえもなかった。ケノービとスカイウォーカーはフリーコ・バイクに乗り、真実を突き止めに向かうことになる。
やがて彼らは丘の上でタルズの部族を発見し、彼らが両軍の存在を脅威と見なして基地を破壊したことを突き止めた。タルズたちはパントランがオート・プルトニアの領有を宣言する以前からこの惑星に入植していたのである。だが、チョ書記長はその事実を受け入れず、彼らを不法侵入者と見なして宣戦を布告したのだった。
チョによって扇動された戦いによって、書記長自身とその配下の多くのクローン・トルーパーが犠牲となった。その後、チューチー議員はタルズの部族長タイ=センと和平について話し合い、パントランが平和的にオート・プルトニアから撤退することを約束したのである。
また、通商連合がパントラを封鎖すると、多くのパントランが交易を再開させるために共和国から脱退して独立星系連合に加盟するべきだとし、N・パパノイダ新書記長に抗議したのだった。