ザ・ワークス
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ザ・ワークスは、コルサントに存在した広大な工業地帯である。このエリアは元老院地区から極めて近いダチョー地区にあり、フォボシ地区に隣接していた。ここは多くの企業が集う大規模な生産センターだったが、その後、各企業はより安い労働力と惑星外の工場を求めてこの惑星を見放したのだった。そのとき、先見性のある都市型製造業者は、このエリアから工場跡を一掃し、販売や修復を可能とするべく、ストーン・マイト、デュラクリート・スラッグ、コンジット・ワームなどをザ・ワークスに放ったのである。
歴史
クローン大戦の末期、ジェダイ・オーダーと共に行動していた共和国情報部は分離主義勢力を追跡し、ザ・ワークスの中心にそびえ立つ巨大タワー、リマージ・パワー社のビルにたどり着く。そして、彼らはほどなくしてドゥークー伯爵とおそらく謎のダース・シディアスと思われる人物が、最近まで数回にわたってこの場所を利用していたことを突き止めるのだった。
その後、メイス・ウィンドゥ率いるチーム・オーレックと、シャク・ティ率いるチーム・バクタの、2つの分隊がビルへと侵入した。ザ・ワークスの中でも12平方キロにおよぶグランジョン・ブロックは、かつてサーヴ=O=ドロイド社、ハンヴィコ社、ネビュラ・マニュファクチュアリング社などの企業が生産センターを置いていたエリアだった。チーム・オーレックを率いるメイス・ウィンドゥはこのエリアを移動しながら、ダース・シディアスの捜索を行う。噂によれば、シディアス卿はこの共和国首都惑星から銀河元老院を操り、分離主義運動を先導していたというのだ。
この時代まで、ザ・ワークスは人々の大半から避けられたエリアだった。そのため、密輸業者、不法居住者、デス・スティックの売人、多機能ドロイド、犯罪王、未確認の難民、そしてクソーンなどが、このエリアを棲家としていた。ザ・ワークスにある建造物の大半は何世紀も前に放棄されており、腐食して危険な状態にあった。一方で、工場の多くは自己発電を行っており、所有者たちがいなくなった後も、長年にわたって低層部の工場全体に有毒廃棄物や不気味な機械音を垂れ流し続けていたのである。
後に、銀河帝国はこのエリアをシーナー・フリート・システムズ社の製造センターとし、同社は日々何百ものTIEファイターを生産していた。また、ユージャン・ヴォング大戦の末期には、銀河同盟の秘密軍組織がこのエリアをコルサント奪回の要所として利用することになる。
ドゥークー伯爵はシスの教えをマスターする間、大半の時間をザ・ワークスで過ごしていた。また、ダース・モールが訓練を受けた場所もおそらくはこのザ・ワークスである。