R6シリーズ・アストロメク・ドロイド
| ||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||
R6シリーズ・アストロメク・ドロイドは、インダストリアル・オートマトン社によるRシリーズ・ドロイドの6番目のアストロメク・ドロイドである。
エンドアの戦い直後に発売されたR6ユニットは、R5シリーズの深刻な欠陥による汚名を挽回する試みの一環だった。有名なR2シリーズ後の新シリーズが粗悪品でないことを示すため、R6の設計者たちは前モデルの名を貶めたあらゆる問題点や不具合の改善に時間をかけた。そして計画期間が過ぎた後、IA社は消費者の心を取り戻す努力を行うという明確な意思のもと、R6モデルを発売したのである。
目次 |
概要
R6シリーズは旧式だが依然として高い人気を誇っていたR2シリーズと同等の特徴を多く持っているが、このことはインダストリアル・オートマトン社の技術者たちが心に秘めていたことを物語っている。当初、IA社はフレイテック社製Eウィング・エスコート・スターファイター専用の軍事モデルの発売を計画していた。だが、Eウィング計画は完成までに数年しか要しなかったため、IA社は適切な時期にもう一度民間購入者へ新製品を届けることができると考えていたのである。魅力あるデザインと熱心な消費者に支えられ、IA社はR6モデルが幸先の良いお値打ち価格で販売されるであろうことを確信した。この新機種は、それほど大きな目標を据えていなかったR5やR4シリーズ・アストロメク・ドロイドより高値だったが、発売初期のR2シリーズよりは低い価格設定がなされたのだった。
スローン大提督による銀河帝国の銀河系奪回作戦が開始される前、R6は「クイックスナックのような売れ行き」と比喩されていた。R2シリーズ・アストロメク・ドロイドはR6よりも多く売れたが、それでもR6は高い利益をもたらす機種であり、その売り上げはR2に匹敵するものだったのだ。
デザイン
円錐形の頭部は標準的なドーム型というよりもむしろR5の頭部（これは消費者に不安な第一印象を与える可能性があった）に似ているが、それは唯一の類似点であるといえる。R6はプログラムと各種ガジェットに老練なR2ユニットを髣髴とさせる、ある種の万能性を持っていたが、センサー・パッケージやプロセッサなどの主要システムは確実にアップデートされていた。また、標準的なR6はアストロゲーション・バッファ内に12回分のハイパースペース・ジャンプ座標を保存することができ、初期型機種に欠けていた宇宙での任務で重要となる多数のツールおよび部品を数多く装備していた。R6はそれほど革新的な機種ではなかったが、インダストリアル・オートマトン社の熱心な消費者の需要を確実に満たしていたのである。
