ヘイピーズ星団
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解説
ヘイピーズ星団(またはヘイパン星団とも呼ばれる)は、インナー・リムとミッド・リムの境界上、パーレミアン交易ルート沿いに位置する星団である。この領域内には居住可能惑星を含む63の恒星系が存在し、119の居住可能惑星が知られている。
歴史
ヘイピーズ星団の歴史は古く、この宙域に人々が住むようになったのは銀河内乱から何千年もの昔、ロレル・レイダースと呼ばれる海賊団が入植を行ったときのことである。海賊たちは銀河系の各地から美しい人間女性ばかりを誘拐してこの星団に連行し、強制的に妻としていた。その間、彼らはおよそ3,000年にわたって外界との交流を一切行わずに繁栄を遂げてきたため、その子孫となる近人間種ヘイパンの人々も、銀河系屈指の美男美女揃いとして知られている。
だが、ヤヴィンの戦いのおよそ4,000年前、海賊たちがジェダイ・オーダーによって滅ぼされると、残された女性たちはクイーン・マザーが星団を統治する家母長制国家、ヘイピーズ連合王国を築き上げた。やがて、銀河内乱の時代となってもヘイピーズは中立を維持し、近隣の帝国軍総督との不安定な平和状態を維持していた。だが、エンドアの戦い後には、クイーン・マザー・タア・チュームの軍隊が残存帝国軍を星団から追い払い、新共和国との同盟を確立している。
また、ヘイピーズ星団の惑星には貴金属を含む高価な天然資源が豊富に埋蔵されていたため、この王国は銀河系で最も裕福な宙域の1つとされていた。だが、ヘイピーズの有するテクノロジーは、帝国や新共和国のものと比べてやや低い水準でしかなかった。その理由は、タア・チュームとヘイパン政府が厳重な鎖国政策を維持し、外界のテクノロジーをすべて遮断していたことに起因している。
領域
ヘイピーズ星団は大きく4つの異なる領域に分割することができる。
- ライフル・ワールド
- いくつかの工業惑星からなる領域。これらの惑星は初期に連合王国からの脱退を試みたことがあり、そのことが名前の由来となっている。
- リム・ワールド
- 星団の縁に位置し、銀河系の他の領域と接している領域。
- トランジトリー・ミスト領域
- トランジトリー・ミストと呼ばれる星間ガスに満たされた領域。海賊たちの巣窟となっており、不運な旅行者たちが相次いで襲撃されていた。この領域に存在する惑星はテレフォンのみが知られている。