企業セクター
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企業セクターはティングル・アームに位置するセクターの1つである。このセクターは企業セクター共同体の中枢であり、アパロ・セクターとワイル・セクターの間に位置している。
解説
当初、企業セクターは企業が天然資源の採掘を行えるように、ヤヴィンの戦いの490年前に銀河共和国によって隔離された領域でしかなかった。設立された時期は、企業によって拡張領域の統制を行おうという試みが失敗に終わった後のことである。初期の拡張領域企業セクターには数百の星系が含まれており、知的生命体は一切存在していなかった。そのため、企業は共和国による厳しい監視の下で、全星系を自由に使用することができたのだ。
やがて、さらなる巨大企業がそこから生み出される莫大な利益の一部を求めて、このセクターに進出を開始した。だが、パルパティーン皇帝が台頭するまでの間、各企業幹部たちは旧共和国元老院の腐敗した体質に縛られていたのである。そして新秩序が発令されると、幹部たちは皇帝に企業セクターの拡張を要請し、ついにこのセクターは30,000近くの星系を内包するに至った。このなかには11種の知的種族も発見されていたが、その存在は権力に溺れた企業によって内密な状態に保たれたのだった。
パルパティーン皇帝と企業幹部たちは、このセクターを企業が直接統治することと引き換えに、皇帝に対して収益の一部を献上することで合意した。こうして企業セクター共同体および企業セクター保安警察軍が設立され、無数の商業航路が開拓されたのである。その後、企業セクターは、アパロ・セクターからワイル・セクターに至るまでに拡張されている。
やがて、ユージャン・ヴォングによる銀河系への侵略が開始されると、ベクター・プライムと呼ばれる彼らのコアへの侵入航路の大部分が、企業セクター内を通過することになった。そのため、ブリギアやルーリアなど、その経路上にある惑星はことごとく侵略され、荒廃させられたのである。