コロ2・エグゾドライブ・エアスピーダー
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コロ2・エグゾドライブ・エアスピーダーは、デスラー・ギーズ・アウトワールド・モビリティ社で製造、販売されていたドラッグスター・スタイルのエアスピーダーの一種である。クローダイトの殺し屋、ザム・ウェゼルはこのタイプのスピーダーを愛用し、クローン大戦勃発の直前に請け負った仕事の際にも使用していた。コロ2は初期型コロ1・エアスピーダーの上位機種でもある。
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特徴
二股に分かれた機首と流線型のデザインが特徴的なコロ2・エアスピーダーは、高度を保つために標準型リパルサーリフトを搭載しており、一方であまり一般的でない電磁式の外部推進システムも装備していた。前顎の部分は激しい風圧に晒されるため、イオン化した空気によって伝導率が向上し、対になった電極が気流を帯電させ、それを機体後方に向けて磁気的に放出させる。その結果、空気が文字通りに機体を引きずる形となり、およそ時速800キロメートルのスピードで空中を疾走することができるのだ。このスピーダーはコルサントのような混雑した都市部での使用を想定した設計がなされていないため、放射能や危険な航跡をわずかに撒き散らしてしまうことがあった。
デスラー・ギーズ・アウトワールド・モビリティ社は、このスピーダーを敵に包囲された環境からの脱出を目的として製造しており、2週間分の空気が満たされた圧縮キャビンが搭載されていた。コロ2・エクスドライブ・スピーダーは文字通り逃走専用の乗り物であり、攻撃用の装備は一切なされていない。
歴史
クローダイトの賞金稼ぎ、ザム・ウェゼルは日常的な仕事の際には盗んだスピーダーを使うことが多く、不要になるとそのまま捨てていた。しかし、その仕事が高速かつ高性能なスピーダーを必要とする場合には、彼女自身の専用スピーダーを使用することになる。コルサントでパドメ・アミダラ議員を暗殺するという仕事を請け負った彼女は、緑色のコロ2を使用した。彼女のスピーダーはぞくぞくするような騒音を出しながらコルサントの地平線を切り裂いたのだった。
その後、2人のジェダイ、アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービが、作戦に失敗したザムを追跡した。彼女は卓越した操縦テクニックによってあと一歩で追跡者を振り切るところまでいくが、アナキンのしぶとさがそれを上回る。執念とフォースによる直感を得た若きパダワンはザムのスピーダーの天井に飛び降りた。アナキンは曲線を描く機体フレームにしがみつき、ライトセイバーでスピーダーを切り裂こうと試みる。やがてザムは制御を失い、多くの人々で賑わうアスクルー・エンターテイメント地区のヴォス・ゲサル・ストリートへと墜落したのだった。