オウヴァオア・ジェット・カタマラン
オウヴォオア・ジェット・カタマランは、キャッシークの戦いで多用された多目的エアスピーダーである。
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特徴
カタマランの名前の由来は、キャッシークの海岸をさまよう海洋性肉食爬虫類、オウヴォオアである。この飛行艇の船体はロシールの木を使って手作業で作られており、非常に強靭にできている。
オウヴォオア・カタマランは極めて高速かつ機敏である。カタマランの動力源は小型ツイン・リパルサーリフトだが、これらは船体の荷重を減少させることによって大気中航行の際の揚力を提供しており、一方で推進力を得るために1対のポッドレーサー型エンジンも使用されている。また、船体の両端には空中と水上の両方で操舵を行うための1対の舵が取り付けらている。
歴史
カタマランは戦闘を考慮して設計されたものではなく、本来はスポーツおよび釣り用の飛行艇だった。だが、キャッシークが独立星系連合による侵略を受けたことへの対策として、その多くが軍役に回されたのである。そのため、クローン大戦中のカタマランは装甲と武器が不足したままの状態だった。
戦いの際には、乗員が自身の所有するボウキャスターを装備することが多かったが、発砲時に武器を安定させる目的で機体に取り付けられた小さな架台にブラスター・キャノンを設置し、それを使用することもできた。
その後の銀河帝国の時代の初期にも、オウヴォオア・カタマランは帝国軍による侵略に立ち向かうために使用された。分離主義勢力の侵略が終結した後、多くのカタマランにロケット・ランチャーやリピーティング・ブラスターが取り付けられていたのである。