ムーガン
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ムーガンは、パーケル・セクターの惑星ムーガに原住する知的ヒューマノイド種族である。彼らは人間よりも平均身長が高く、手から4本の指が生えており、肌は緑色をしている。また、この種族の人々はヘッドドレスとサンダルを身に着けていることが多い。クローン大戦中、ムーガンの一団がボトル入りのお茶を配給するため惑星マンダロアに出入りしていたが、彼らはこれに化学薬品を混入することで利益の増大を目論んでいたのだった。
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生態と外見
ムーガンは長身で痩せ細った二足歩行のヒューマノイドであり、皮膚は緑色で、顔や手足に暗緑色の斑点が散らばっている。彼らは顔が細長いため頬骨が目立ち、眉毛が強調されている。また、彼らは首も長く、手足にはそれぞれ指が4本しか生えていない。ティー・ヴァなどの一部のムーガンは鋭い牙も生やしている。
社会と文化
一部のムーガン、特にティー・ヴァのグループのメンバーたちは、ヘッドドレス、チュニック、サンダルを身に着けていた。彼らは欲望からくる目的を達成する際に手段を選ばず、贈賄やその他の犯罪を犯すことも躊躇わない。また、彼らは任務の際に従者としてゴウタルを雇い、他の種族の仲間とは銀河標準ベーシックで会話を行っていた。戦闘になると、彼らは自衛の手段としてブラスターを使うことを好んだ。
ムーガンたちは、着地した際に地面の上を脚で歩くことのできる巨大な卵型ガンシップを操縦していた。
歴史
ムーガンの起源は、ミッド・リムの北西の境界に位置するパーケル・セクターのムーガ星系にある惑星ムーガである。ムーガはパーレミアン交易ルートからそれほど離れていないが、ヤヴィンの戦いの5,000年前から3,000年前まで、全盛期にあった銀河共和国からその存在をほとんど無視されていた。ヤヴィンの戦いの3,956年前ごろ、この惑星はダース・レヴァンが支配するシスの領域にあったのだ。そして時が流れ、ルーサン戦役が開始されると、ムーガはシス・スペースと非同盟領域の境界上に存在し続けたのである。
クローン大戦の時代まで、彼らの惑星はコマース・ギルドによって支配されていた。戦争に対して中立を宣言したため物資の供給ラインを絶たれた惑星マンダロアの役人たちは、惑星に品物を密輸し、闇市場を築くためにムーガンたちと接触したのだった。だが、この密輸組織はサティーン・クライズ公爵率いる新マンダロリアンとパドメ・アミダラ議員によって存在を暴かれ、壊滅させられてしまう。その後、闇市場汚職事件の黒幕が新マンダロリアンのアルメック首相だったことが発覚することになる。
銀河共和国の崩壊後、ムーガン・スペースは銀河帝国の領域へと組み込まれ、この状態は帝国による支配が続く限り持続した。そしてヤヴィンの戦いの4年後、帝国はいくつかの委任統治領へと分裂する。グレーター・モルドルードはムーガン・スペースを包含するこれらの飛び地領の1つであり、ヤヴィンの戦いの9年後から12年後までの間に分裂するまで、ムーガン・スペースを抱え込んでいた。このときこの領域は境界領域として再編されている。その後も、パーケル・セクターはユージャン・ヴォング大戦まで数年間存続していたが、近郊のアーゴナー星系はこの戦争で激しい攻撃を受けた。ムーガが征服されたかどうかは不明だが、この星系を取り巻く多くの惑星がユージャン・ヴォングの支配下に置かれてしまった。そしてヤヴィンの戦いの137年後、ダース・クレイトの銀河帝国が台頭すると、ムーガ星系は再びシスの下に陥落したのである。
銀河系におけるムーガン
ティー・ヴァ率いる密輸組織は新マンダロリアンの首都サンダリに出入りしていた。このムーガンたちはボトル入りのお茶を運んでいたが、彼らは利益の倍増を狙い、これらに有害な化学物質スレーブンを混入していたのである。その間、密輸業者たちは惑星の税関役人に賄賂を支払い、品物を配送を黙認させていたのだった。