CZ-3
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CZ-3は、サーヴ=O=ドロイド社製のCZシリーズ通信/ビジネス・ドロイドである。CZシリーズの他のドロイドと同様に、CZ-3も組み込み型コムリンク、高性能スクランブル装置、監視装置、暗号化プロトコルなどを装備していた。
経歴
宇宙船事故によってタトゥイーンに漂着したCZ-3は、「双子の兄弟」であるCZ-1と離れ離れになり、いつの日かジャバ・ザ・ハットのドロイド・プールで働くようになった。当初、ジャバはこのドロイドをビジネス会計士として使っていたが、その後、組織の情報を盗もうと試みる商売敵の摘発を行うため、このドロイドを改造した。ジャバはCZ-3が最重要機密を保持しているという事実を故意に漏らし、このドロイドを無防備な状態で砂漠に放り出したのである。すると、偶然訪れた腕利きの密輸業者、オーパン ”ブラック・ホール” マクグールが餌に飛びつき、CZ-3を持ち去っていった。オーパンはこのドロイドに監視装置とそのためのソフトウェアが組み込まれていることなど知る由もなく、CZ-3も情緒不安定で、気まぐれな機械でしかなかった。だが、CZ-3はマクグールの犯罪行為に関する証拠を記録し、それをジャバに送信していたのである。
しかし故障のため、CZ-3はジャバの宮殿には戻らず、その後もモス・アイズリーの街路をさまよっていた。そのため、ジャバは賞金稼ぎのタキールにこのドロイドの行方を追わせ、一方でマクグールもジェネットの傭兵トルズ・ヴェングラに同じ仕事を依頼する。その間、CZ-3はジャワたちの間で転売され、ヘット・ニックの氏族のもとに置かれていた。そして、帝国軍のストームトルーパーによるサンドクローラーへの襲撃の前に、彼はかろうじて脱出に成功したのだった。
その後、CZ-3はついにタキールとトルズ・ヴェングラによって発見された。2人はドロイドの所有権を巡って口論になるが、そのときタキールの双子の兄弟、ザットンが現れ、CZ-3をブラスターで破壊してしまう。ドロイドのパーツは地元のいくつかのドロイド業者によって拾い集められ、取引されていった。しかし、ジャバのもとには既にマクグールの計画を立証できるだけの証拠が送られていたのである。