シャドウ・ストームトルーパー
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解説
シャドウ・ストームトルーパー、ときにはブラックホール・ストームトルーパーとも呼ばれる兵士たちは、謎のエージェント、ブラックホールの指揮下におかれた帝国軍の特殊なストームトルーパーである。
ブラックホールというコードネームで知られるパルパティーン皇帝の謎の密使は、銀河内乱の間、長期にわたって数え切れないほどの情報の流れを注意深く選別し、役立つ情報だけを帝国情報部に流していた。ヤヴィンの戦い後、彼は反乱軍を全滅させる任務のためダース・ヴェイダーと行動を共にしたこともある。ブラックホールの正確な容姿はすべて謎に包まれており、ビュースクリーン上でも人型の星雲として姿を現していただけだった。
実際のところ、ブラックホールは皇帝の手として知られる特別な使者の1人であり、帝国情報部に配属される以前は、ダークサイドの預言者として知られる秘密諜報機関の一員だった。彼は自らのイメージ・シグナルを送信するため、広範囲にわたる帝国ホロネット網のアクセス権を与えられており、これによって自由自在に姿を現し、また消すことが可能だった。これは、彼が調査を行った帝国の高官たちに恐怖と不安を浸透させることにも役立っていたのである。
ブラックホールがかつてパルパティーン議員の指導下にあった議員見習であるという噂も存在した。また、彼がコルサントのジェダイ公文書館で働いていた職員であり、フォースのダークサイドによって誘惑されたのだという噂も流れていた。だが、ブラックホールの真の姿は衰えた老人でしかなく、ボマーの修道僧によく似たニモイディア製のメクノ=チェアを利用しなければ移動することさえ出来なかったのだ。
ブラックホールには利用可能な装備がふんだんに与えられており、その中にはスター・デストロイヤー1隻と、そこに搭載される兵員や戦闘機も含まれていた。また、この部隊に配属されたストームトルーパーは、その特別な任務にマッチするよう黒い装甲服を着用していた。この装甲服には実践的な改良が施されており、特に素材にスタイジアン=トリプリズマチック・ポリマーを採用したことによって、センサーからのステルス性が向上していた。
ブラックホールは銀河内乱の間に完全に消滅し、再び闇から姿を現すことはなかった。彼の軍隊は他の帝国軍勢力に吸収されてしまい、エンドアの戦いによって帝国が分裂すると、ブラックホール・ストームトルーパーの一部はカノア・ジャックスの私設軍へと加わったのだった。