ミード・ロイク
提供: スター・ウォーズの鉄人!
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
ミード・ロイク・ウォーシップは、ユージャン・ヴォングの生物工学によって作られた大型宇宙船である。その大きさはインペリアル級スター・デストロイヤーと同程度だった。
特徴
数あるユージャン・ヴォングの兵器の中でもおそらく最も強大な宇宙船であるミード・ロイク・ウォーシップには、概してインペリアル級スター・デストロイヤーなどの既知の大型戦艦との類似点が多く確認されている。
ミード・ロイクの中枢部は他のユージャン・ヴォングの艦船と同様にヨリク・コーラルによって構築されていた。また、推進システムをドヴィン・ベイゾルに頼っている点も同様であり、宇宙空間で推進力を得るために周囲の重力場を利用することになる。一方で、ウォーシップが持つ固有の特徴は、他のユージャン・ヴォングの宇宙船を再利用する能力である。コーラルスキッパーやコア・チョック、さらにはワールドシップさえもやがては死に至るが、それらを構成している有機物はミード・ロイクの食料として再利用することができるのだ。通常、これらの死んだ物質はウォーシップの溶岩兵器や他のシステムの燃料に変換されるが、一部は粘着性のある分泌液となって船殻に排出され、これらが凝結することによって黒い光沢のある装甲プレートへと変化する。これらの装甲部分はブラスター砲火を反射し、衝突にも耐えることが可能である。
煮えたぎる岩を連続して吐き出すウォーシップの溶岩兵器は、船の外殻に沿って掘られた深い絶壁の中に隠れており、通常のミード・ロイクはこれらの兵器を60個以上搭載していた。また、この船の生命線となるドヴィン・ベイゾルも同様に保護されていた。ミード・ロイクには何百ものドヴィン・ベイゾルが共生しており、ユージャン・ヴォングの他の艦船を大きく上回る速度を出すことができる。通常、ウォーシップは司令船として使用され、戦いの最中に重要な拠点間を高速に移動しなければならないため、速度は極めて重要な要素だった。さらに敵の船の逃走を防ぐために、ドヴィン・ベイゾルたちはハイパースペースへの突入を阻止できる統合化された巨大な重力井戸を生成することも可能である。
ミード・ロイクの最も恐るべき特徴は、致命的な武器となる蛇に似た醜悪な付属肢の存在である。このドレッド・ウェポンと呼ばれる伸縮自在の生物は、ウォーシップ本体の何倍もの長さにまで延びることができる。そして、この生物工学による創造物は黒い斑点の付いた粗い皮膚に覆われており、先端の開口部から発揮される強力な吸引力によって、人間はおろか小さな宇宙船ですら飲み込んでしまうのだ。ウォーシップが空腹になると、ユージャン・ヴォングは何の躊躇もなく居住地帯でこの恐ろしい生物兵器を使用した。また、ドレッド・ウェポンは兵士たちを宇宙船間で移動させたり、惑星の地表へ送り込んだりする際にも使用されていた。
ユージャン・ヴォングの中型サイズの輸送船やウォーシップは、乗員を含めて3,000人近くの戦士たちを収容し、あわせて様々な種類の車両も運ぶことができる。さらに、ミード・ロイクは航宙母艦としての役割も果たしており、主船殻から延びる無数の長いコーラル・アームに、何百機ものコーラルスキッパーを係留した状態で移動することが可能である。これらの濃赤色や暗青色の触手は、ウォーシップの鼻、棘、尻に当たる部分からあるゆる方向に向かって延びていた。コーラルスキッパーはこれらと容易に接続でき、また、戦闘時には再び離脱することもできるようになっていた。
歴史
ミード・ロイク・ウォーシップは、一般にユージャン・ヴォング・ウォーシップと呼ばれていた。この恐るべき卵型の宇宙船は、新共和国や銀河帝国で使用されていた標準的な大型艦船と同様に、侵略軍によって司令船、封鎖船、戦艦として展開されていた。