独立星系連合
提供: スター・ウォーズの鉄人!
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
独立星系連合(CIS)、またの名を連合、新秩序、分離主義者、口語では分離主義勢力は、ドゥークー伯爵、あるいはダース・ティラナス(秘密裏にはダース・シディアス)によって公に先導され、様々な惑星やセクターの政府、さらには大企業によって創設された政府および分離主義運動の名称である。彼らは分離主義危機の時代に元老院の腐敗を訴え、銀河共和国からの脱退の決意を宣言したのだった。
やがて、アナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービ、パドメ・アミダラがジオノーシスで処刑を命じられ、メイス・ウィンドゥ率いるジェダイの一団が彼らの救出を試みた後、連合と共和国との間の緊張は戦争へと発展した。そして共和国がジオノーシスでクローン軍の存在を明らかにすると、分離主義勢力は撤退を余儀なくされ、その後3年におよんで銀河系を引き裂くことになる大規模な戦争が開始されたのだった。
CIS、特にドロイド軍最高司令官のグリーヴァス将軍は、無数の共和国市民の心に恐怖を植え付けた。連合軍は戦争の序盤で多くの戦いに勝利したが、指導者たちがムスタファーで殺害された際に解体され、共和国はパルパティーンによって銀河帝国へと再編されることになる。
目次 |
歴史
太古の栄華と繁栄に反し、銀河共和国は否定し難い崩壊に屈することになる。肥大化した官僚主義は改善のためのあらゆる試みを鈍らせ、その構成要素の大部分が腐敗し、あらゆる制度の制定に自己陶酔していたのだ。銀河系内、特に重税によってサービスの不公平感を抱いている辺境の星系では、市民の政治への参加が拒まれているといった不満が増大していた。
共和国からの分離主義運動はパルパティーン最高議長が選出された8年後から本格化したが、その起源は複雑に枝分かれしており、かなり早期の段階から始まっていた。その間パルパティーンは様々な危機に悩まされ、こうした問題への取り組みは結果的に彼の最高議長としての任期を延長させていたのだ。
この混乱の時代に台頭したのがカリスマ性に溢れるドゥークー伯爵だった。この元ジェダイ・マスターは共和国に教訓を与えようと考えたのである。彼はラクサス・プライムに姿を現し、改革を求めて現政府に痛烈な批判をぶつけた。これはたちどころに多くの民衆の知るところとなる。彼の声明は銀河政治に不満を持つ民衆に共感を与え、ドゥークーとの直接的な関わりに関係なく、多くの人々が分離主義の旗を掲げるようになった。日和見主義者たちは政治的抗議を口実として自らの野心のためにドゥークーの名を利用し、やがてこれらは銀河系を分断する暴動へと発展した。やがて状況は一変し、急進的な変革の機会が訪れる。ドゥークーは民衆の間で勢いを増す分離主義運動を先導し、わずか2年で数百の星系を従えるに至ったのだ。
独立星系連合が正式に発足するまでの数ヶ月間、分離主義勢力による多くの暴動が散発したが、ジェダイ評議会はこうした活動にドゥークーが関与しているという事実を認めようとしなかった。そしてこの1,000年の間で初めて、共和国に全面戦争の恐怖が吹き荒れる。少数のジェダイ・オーダーだけでは、分離主義者によって火をつけられた散発的な暴動を阻止することができない。パルパティーン最高議長は交渉による平和的解決に自信を覗かせるが、すべての人々に良識があるわけではなかった。
パルパティーン議長はドゥークーを説得すべくホロネットで呼び出すが、彼は決して応答してこなかった。議長はこの危機に関する扱いを手助けしてもらうために諮問委員会を設置するが、委員会の中にも分離主義勢力への同調者がいると報じられ、彼は更なるスキャンダルに耐えることを余儀なくされるのだった。
不安を感じた議員たちは共和国グランド・アーミーの設立を要求するが、軍隊設立法案は票決に委ねられるべきであり、多くの人々は軍隊が設立されても全面的な内乱が触発されるだけだという懸念を感じていた。そしてこの投票は反対派のリーダー的存在であるパドメ・アミダラ議員の暗殺未遂によって延期されることになる。
銀河元老院では、分離主義者の間で急速に戦争の準備が行われていることに誰も気付いていなかった。ドゥークー伯爵は銀河系で有数の資金力を持つ大企業、企業同盟、通商連合、テクノ・ユニオン、インターギャラクティック銀行グループ、コマース・ギルドの各代表を召集し、資本主義への頑なな忠誠と改革を約束していた。その代わりとして、各企業は巨大な軍事力を分離主義運動に提供したのだった。分離主義者たちは銀河系の至るところにドロイド軍を展開させ、共和国を圧倒することになる。このとき既にドゥークーは10,000を超える星系が分離主義運動に参加すると目論んでいた。
テクノ・ユニオンの工場惑星ジオノーシスにある薄暗い会議室で、ドゥークー伯爵は提案を行い、独立星系連合が正式に発足される。しかし、この会合の内容はジェダイ・ナイト、オビ=ワン・ケノービの知るところとなり、重大な危機として共和国に警告されたのだった。
共和国は分離主義勢力に対する先制攻撃でそれに応じ、新造されたクローン軍を投入してジオノーシスを攻撃する。引き続き行われた壮絶な地上戦をもって、共和国と分離主義勢力との間でクローン大戦が勃発したのである。分離主義勢力はジオノーシスの戦いで敗退したが、分離主義者たちは再編成され、クローン大戦の戦場は銀河系全域に拡散することになる。