<ダワジャー・クイーン>
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<ダワジャー・クイーン>(ハッティーズ語では<ジャー・ダワガ・クイー=クニー>)は、かつてベスティンIVを発ったコロニー船である。しかし、ヤヴィンの戦いのおよそ100年前、この船はタトゥイーンの地表に墜落したのだった。
歴史
<ダワジャー・クイーン>がタトゥイーンの近郊に到着したとき、モス・エスパはまだあまりにも小規模な街だった。そのため乗員たちはその存在に気づかず、彼らはタトゥイーンを無人の惑星であると判断して着陸を試みたのだった。だが、強烈な砂嵐によって<ダワジャー・クイーン>はエンジン、ディスプレイ、誘導システムに大打撃を受けてしまい、無残にも砂漠の中へと墜落したのである。
生存者の中で唯一名前が確認されている乗員はリス・カスラン船長だった。彼と他の生存者たち(当初の入植者たち)は、瓦礫の外側に最初の都市、アイズリーを築き上げ、一方で他の残された者たちはベスティンの入植地を築くために去っていった。後に、タトゥイーンに現住していた人々はこの都市をモス・エスパと調和させるため、モス・アイズリーと改めたのだった。
モス・アイズリーの都市は<ダワジャー・クイーン>の残骸を中心に外側へと成長していった。だが、ビルが次々と建てられても、船体は墜落現場に残され、砂の中にほぼ垂直に突き刺さったままとなっている。その後、デューン・ストリートとインナー・カーブ・ストリートに面しているという立地の良さと珍しさから、船の内部は最高級ホテルへと改装された。やがて、このホテルはタトゥイーンで開かれる大規模な会議や商業ショーで人気を博すようになる。一方で、改装されていない残骸部分には、多くのジャワ、ラナット、その他の齧歯類型種族、さらにはホームレス、物乞い、廃品回収業者などが住み着いたのだった。