PD-28
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PD-28、イーウォックの友人たちから付けられた愛称ピーディーは、出自不明のパイロット・ドロイドである。銀河帝国によって前の主人から盗まれた後、彼はレイガー博士の所有物となった。そしてヤヴィンの戦いの3年後、PD-28は博士の従者としてイーウォックたちから神秘の宝石サンスターを盗み取るため、エンドアへの任務に向かったのだった。
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特徴
Rシリーズ・アストロメクに代表されるインダストリアル・オートマトン社のシリンダ型ドロイドとは異なり、PD-28は小さな球形のボディに1つの頭部と、2本の腕、車輪の付いた3本の非伸張式の脚が取り付けられていた。また、彼はバイナリーだけでなく、銀河標準ベーシックやイウォーキーズ語などの自然言語を使って意思疎通を行うことができた。ただし、PD-28の形状がこの機種のドロイドに一般的なものなのか、あるいは最初の主人によって施された特殊なデザイン設計によるものなのかは不明である。最初の主人はPD-28に強い道徳心を組み込んでいたが、不思議なことにレイガーはメモリー消去によってこの性格を除去していなかった。
歴史
PD-28の個性を残しておいたことは、レイガーにとっての過ちだった。レイガーが4人のイーウォック、プリンセス・ニーサ、ウィケット・W・ウォリック、ティーボ、ラターラを捕虜としたことを知ったPD-28は、彼らを助け出すことが名誉に対する義務だと感じたのである。ウィケットと話した後、彼はイーウォックたちを村へ返す手助けをすることに同意し、彼らと共に偶然の脱出を装ったのだった。そして、5人はレイガーの宇宙船から脱出ポッドで飛び立ち、ブライト・ツリー・ビレッジへと向かうが、そこで彼らは、レイガーが既にサンスターを奪い取っていたことを知ったのである。
PD-28と4人の若きイーウォックたちは、サンスターを奪回するため脱出ポッドでカズ提督のインペリアル級スター・デストロイヤーへ向かった(彼らは躊躇していたが、ラターラが偶然にもポッドのエンジンを起動してしまったのである)。カズの艦にドッキングした後、ドロイドはイーウォックたちに、自分が提督と話している間、隠れているようにと指示する。PD-28は、自分を捕えたイーウォックたちから逃れてきたと説明するが、カズはドロイドの話に呆れかえっていた。提督は由緒正しい帝国軍のドロイドが捕虜になるはずがないと考えており、PD-28のリサイクルを命じたのである。
しかし、新しい友人たちはPD-28を見捨てなかった。ウィケットとニーサが船内のリサイクラーからPD-28を救出し、3人はレイガーからサンスターを奪い返すために協力することになる。そしてこの騒動の間に、レイガーはサンスターのパワーを利用した兵器を誤射し、パルパティーン皇帝のシャトルを撃ってしまったのだった。PD-28と2人のイーウォックはサンスターを持って逃走することに成功し、その直後に駆け付けたカズのストームトルーパーが、反逆罪でレイガーを逮捕したのである。イーウォックたちは誰にも気づかれずに脱出ポッドでスター・デストロイヤーを脱出し、途中でティーボとラターラを回収する(この2人はレイガーによって小型カプセルに閉じ込められ、宇宙空間に放出されていたのである)と、エンドアへと戻ったのだった。
ブライト・ツリー・ビレッジのイーウォックたちは、この小さなドロイドが最も神聖な宝石サンスターの奪回に尽力してくれたことに感謝し、善意の証として、自分たちと共に村で暮らすよう喜んで提案した。だが、PD-28は前の主人がどこかで自分を探しているはずだと感じていたのである。忠実なドロイドは本当の主人のもとへ戻るため、新しいポッドで旅立っていったのだった。