トレイ・カラン
(カランから転送)
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トレイ・カランは、銀河内乱の絶頂期における反乱同盟軍特別部隊の上級曹長である。かつて帝国軍将校団の1人だったカランは、銀河帝国と戦うため同盟軍に亡命したのだった。ヤヴィンの戦いの3年後に行われたホスの戦いの間、カランはレディック・フィレスト大佐による絶大なリーダーシップのもと、エコー基地の防衛境界線上に築かれた前哨基地ベータで特別部隊の兵士たちの分隊を指揮していた。戦いの開始時に、基地へ向かって前進する帝国軍の全地形用装甲歩行兵器の存在に気付き、エコー基地に第一報を入れたのもカランである。だが、彼はAT-ATのブラスター砲火による最初の集中攻撃の際に戦死したのだった。
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経歴
当初、トレイ・カランは帝国軍の将校団の1人だったが、彼は銀河帝国から亡命し、反乱同盟軍に加わったのだった。そしてヤヴィンの戦いの3年後までに、カランは辺境の氷の惑星ホスに築かれた同盟軍最高司令本部のエコー基地で、同盟軍特別部隊の上級曹長となっていたのである。
ホスの戦いの間、カランはレディック・フィレスト大佐による指揮のもと、百戦錬磨の左官の1人して活躍した。彼らに与えられた使命は、帝国軍の侵略部隊の前進を可能な限り食い止め、基地の兵員と装備を惑星から脱出させるための時間を稼ぐことだった。彼はエコー基地の最外殻に位置する防衛境界線上に築かれた前哨基地ベータで、特別部隊の兵士たちの分隊を担当していた。そしてエコー・ステーション5-T-7に塹壕を掘り、分隊に接近戦の準備をさせていたとき、カランはエコー・ステーション3-T-8からのコムリンク・コールを受けた。彼は前方偵察員のマレン・ケルサムから帝国軍のウォーカーを発見したことを知らされ、確認を求められたのである。ウォーカーによる地響きは帝国軍侵略部隊の接近を存分に知らしめたが、彼はTD2.3エレクトロバイノキュラーを通じておよそ10機の迫りくる全地形用装甲歩行兵器の存在を確認し、改めて衝撃を受けたのだった。
カランはステーション3-T-8に、AT-ATを視覚確認したという報告を返し、その内容をエコー基地全体にも送信した。これが帝国軍地上部隊の出現を知らせる第一報となったのである。また、カランはエコー基地のスノースピーダー部隊を指揮するローグ・リーダーのルーク・スカイウォーカーにも、コムリンクでAT-ATの接近に関する警告を送った。だが、目撃した内容を報告した直後に、カランはAT-ATのレーザー・キャノンによる最初の集中攻撃によって戦死したのである。
人物と特徴
トレイ・カランは多くの反乱軍の専門家たちと同様に、帝国軍からの亡命者だった。彼の得意分野は、備品の分配を行い、数少ない武器備蓄を最大限に活用することで、同盟軍の乏しい資源をやりくりすることだったのだ。ホスの戦いの間、カランはDH-17ブラスター・ピストルで武装していた。