デュロック
提供: スター・ウォーズの鉄人!
| ||||||||||||||||||||||||||||
|
デュロックは、森林衛星エンドアに原住する二足歩行の知的種族である。遠い親戚であるイーウォックたちとは異なり、彼らは長身で痩せこけており、長い耳、鋭い歯、白色や赤色の目を持っていた。また、デュロックは全身が茶色、灰色、緑色などの毛皮で覆われていた。通常、彼らは骨や羽で作った装飾具を見つけているだけであり、その他には毛皮を焼いたり、曲げたり、染めたりすることで、体に模様を描いていた。また、この種族のメンバーたちは見繕いが非常にだらしなく、しばしば虫がたかっていた。デュロックたちの言葉はイウォーキーズ語と非常によく似ていた。
デュロックたちは沼地を好んで暮らしていた。彼らの村は腐った木や暗い洞窟を利用して作られており、家具も骨、泥、皮、木材などで作られていた。また、この種族は氏族に分かれており、王や酋長がそれぞれの部族長を務めていた。通常、最強のデュロックがこの役割を担い、他者を命令に従わせることで部族を支配することになる。一方で、デュロックたちは信心深くもあり、呪い師や他の宗教職にもある程度の権力が与えられていた。
イーウォックとは対照的に、デュロックは貪欲で愚かな蛮族と評されていた。彼らの文化は暴力的かつ好戦的であり、実際にデュロックたちは頻繁に近隣の居住地を襲撃していた。彼らはとりわけイーウォックの村に対する征服欲が強く、その存在は一部のイーウォックの部族にとって大きな脅威となっていたのである。イーウォックのティーボが若かったころ、ヴァルガー王率いるデュロックの一団がブライト・ツリー・ビレッジを襲撃したことがあり、また、ゴルニーシュ王が率いる別の部族も同じイーウォックたちとたびたび抗争を繰り返していた。また、一部のデュロックたちはタルガーの魔女モラーグとの不安定な同盟を結んでおり、やはりイーウォックたちの集落への陰謀を繰り広げていた。
生態と外見
デュロックは森林衛星エンドアの沼地に適応した、二足歩行の知的哺乳類種族である。長身で痩せこけた彼らは、およそ1.2~1.5メートルの身長がある。手から伸びた4本の指には鋭い鈎爪が生えており、逆に足には指が3本しかない。また、一部のグループには器用に動く毛に覆われた長い尻尾が生えていた。さらに彼らは木登りを得意としていた。
この種族のメンバーは全身が様々な色の毛皮で覆われており、その多くは緑色だが、青灰色、灰色、茶色などの個体もわずかながらに存在していた。そして、多くの個体は毛皮とは異なる色で体に模様を描いていた。例えば、ゴルニーシュの部族の多くのメンバーは体毛が緑色であり、目の周辺は灰色で、灰色の唇、茶色い眉毛を持っていた。一方で他の部族には茶色の耳毛と眉毛、灰色の口髭を生やしているグループもあった。また、デュロックの体毛は頭頂部の髪の毛を除いて長さがほぼ均一である。顔と頭の毛は年齢と共に長く、灰色になり、実際に古代デュロックのマーグーブは灰色をした豊かな顎髭と長い髪型が特徴的だった。一方で、鼻の先端と足の裏には毛が生えていない。地肌の色は灰色から白色、濃いピンク色まで様々だが、他の色の染みができていることが多かった。
デュロックの大きな顔は、一様に歪んだぶっきらぼうな表情をしていた。下顎からは2本の鋭い犬歯が伸びており、小さな丸い目の上にはしおれた眉毛が生えていた。ピンク色、赤色、黄色、白色などの様々な色をした目は明るい光に対して敏感である。また、毛の生えていない鼻は黒色や緑色をしていた。そして、頭部の両側からは2本の長く平らな耳が垂れ下がっており、その先端には房毛が付いているか、あるいは尖っていた。
彼らはスポンジ代わりの多足生物や、イーウォックから盗んだ石鹸など、自給自足で入手したものを使って見繕いをしていた。しかし、彼らは清潔な状態を維持することが苦手であり、その結果、彼らの毛皮はいつもみすぼらしく、不潔で、嫌な匂いを放ち、寄生虫がたかっていた。だがこうした不衛生な状態に反して、古代のデュロックたちは非常に長寿だった。呪い師のアムウォック曰く、彼の叔父マーグーブはヤヴィンの戦いの3年後の時点で600シーズン以上生きていたのだという。
子供用のおむつや怪我をした際の眼帯のような目的のある道具を除き、デュロックは裸を隠すためや寒さを防ぐためというよりも、むしろ地位を示すために服を着ていた。一般的な装飾は、イヤリング、髪飾り、骨や羽、動物の角で作ったネックレス、そして体に巻きつける布切れなどである。また、デュロックたちは耳と頭髪を紐で結んでいることが多く、さらに毛を焼いたり、染めたり、剃ったりすることで、地位や所属する部族を示していた。毛皮の染料は、青色、黄色、赤色などである。同様に、ごく一部のデュロックたちは下顎に部族特有の模様を描いていることがあった。また、持ち物を運ぶ際に革製のポーチを身に着けている者たちもいた。