CC-1138
(バカラから転送)
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識別番号コマンダー1138としても知られるバカラは、ジェダイ・マスターのキ=アディ=ムンディ将軍と共に、インターギャラクティック銀行グループの支配するアウター・リムの惑星、マイギートーに派遣されたクローン・コマンダーである。彼らはこの惑星に展開する分離主義勢力のドロイド軍と戦っていた。
解説
クローン大戦の長期化は、共和国グランド・アーミーの多様化を促すことになった。クローン・トルーパーたちはさらに特殊性を増し、特別部隊が任務の内容やカスタマイズされた装甲服によって識別できるようになったのだ。なかでも最も恐れられた多目的部隊が、キ=アディ=ムンディ将軍とコマンダー・バカラの指揮するギャラクティック・マリーンである。
マリーンの兵士たちは宇宙戦と地上戦の両方を訓練されており、無重力状態での戦闘にもよく精通している。そして、彼らは新しい装備や格闘用武器の実地テストを最初に行う兵士たちでもあった。彼らがニュー・ボーナレックスの戦いで使用したスペーストルーパー・パワースーツのプロトタイプによる成果は、ドキュメントとしてよくまとめられている。これによると、スーツの兵装システムが故障した際に、トルーパーたちは機械式筋肉組織を使用して敵のスーパー・バトル・ドロイドとの白兵戦に徹し、拡張型マニュピレータでドロイドを引き裂いたのだという。その結果、マリーンは恐ろしいほどの名声を獲得し、バカラは特に大きな賞賛を浴びたのだった。
バカラは歴戦のARCトルーパー、アルファの指導する新しい訓練計画を受けた、第1世代のクローン・コマンダーの1人である。アルファは生まれながらにして独立心が強く、遺伝子工学的に植えつけられているはずの従順さも不足していた。彼はそれらを独立性と創造性を高めるための計画へと転換させ、バカラも熱意を持ってそれを受け入れたのである。事実、キ=アディ=ムンディは、バカラがクローンとしては顕著な攻撃的傾向を有していることをたびたび記録している。
バカラはこれまでにもキ=アディとともに数多くの戦いを経験しているが、彼の究極的な忠誠は共和国と最高議長に向けられている。そのため、パルパティーンがバカラに個人的な指令を送り、オーダー66の実行を命じると、彼は何の疑問も抱かずにそれを遂行したのだった。バカラとその配下のギャラクティック・マリーンは、キ=アディに一斉射撃を行い、将軍を殺害したのである。