マイギートー
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マイギートーは、オード・ビニアとモリシムの中間に位置する、裕福なインターギャラクティック銀行グループの植民惑星である。クローン大戦中、この惑星は独立星系連合の支配下にあった。
歴史
マイギートーとは、ムーンの古代貿易用語で「宝石」を意味する言葉である。絶え間ない氷河期に閉じ込められ、氷の結晶と化したこの輝く惑星にとって、その名前は極めて適切なものだろう。惑星内部は冷えて久しく、地質学的にも休止状態にあるマイギートーは、地殻とマントルの内部に高価な宝石を大量に含んでいる。この巨大なクリスタルの新星は、発振クリスタルの鉱床かつ採掘場となっており、銀河系で最も価値ある惑星の1つとされているのだ。かつてジェダイも、ライトセイバーを作る際に必要となるクリスタルを入手するため、この惑星の探索を熱望していた。しかし、発見されたときから、この惑星はインターギャラクティック銀行グループによって強固に守られていたのである。
ひどく痩せたムーンの銀行家たちは、フリゲート艦や巡航艦で威嚇するように、油断なくこの惑星を保護していた。マイギートーの水晶の洞窟を襲撃する話など、銀河中の酒場で語られている典型的な夢物語に過ぎなかった。何らかの方法で無鉄砲な盗賊が防衛艦隊のスクリーンに映し出されることを免れたとしても、今度は大地の大半が荒地のままとなっている惑星そのものと戦うことになる。さらに、荒れ狂う風と起伏の激しい地表が十分な防衛線にならなかったとしても、その次には岩棚を徘徊する食欲旺盛で気性の激しい巨大なクリスタル・ワームが待ち構えているのだ。
反射する地表に点在したマイギートーのごくわずかな都市は、水晶のような地表の中にくぼんだ状態で築かれている。これらの都市は、特定の種類の水晶を合成することから動力を引き出しており、エネルギーを蓄積、分配する巨大なコンデンサー・タワーを囲むように構築されている。こうした都市の主な役割は水晶を産出する鉱山の管理だが、同様にこれらは銀行グループの優良顧客にとっての自慢の種でもあった。そのため、この惑星は独立星系連合の最も重要な財源の1つでもあり、共和国によるアウター・リム包囲作戦の第一の標的となったのだった。
ジェダイ・マスターのキ=アディ=ムンディ将軍とクローン・コマンダー・バカラは、ギャラクティック・マリーンのクローン・トルーパーを率いて、マイギートーの主要都市にある超近代的タワーの真っ只中で大規模な市街戦を展開した。そびえ立つ分離主義勢力のトライ=ドロイドと共和国の移動式砲塔との間で砲弾やレーザー砲火が激しく飛び交うなか、冷たい風が灰色の粉塵で絶え間なく汚染され、都市や水晶地帯の景観の多くが崩壊してしまう。そして、共和国が分離主義勢力に対して激しい集中攻撃を加えていたとき、コルサントからオーダー66が発令されたのだった。キ=アディ将軍はパルパティーン最高議長によって反逆者の汚名を着せられ、配下のクローン軍のターゲットとなった。彼はクローンたちが放ったブラスターの嵐によって殺害されたのである。