ユン=ネシェル
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解説
両性具有の神ユン=ネシェルはユージャン・ヴォングのシェイパーたちの崇拝の対象であり、生命そのものを象徴している。ユン=ネシェルはユン=ユージャンから与えられた道具と素材を使って、すべての生態系を造ったとされている。だが、彼女はあらゆる生命が平等に生きる平和な銀河系について説いており、ユージャン・ヴォングの他の神々からも理想主義の愚か者と見なされている。事実、彼女の唱える理想的な銀河系への夢は、ユージャン・ヴォング社会の大部分を創造した双子の神、ユン=ハーラとユン=ヤムカによって破壊されたのだった。
ユン=ネシェルは「シェイプする者」、あるいは「モデラー」として知られている。シェイパーたちはヤモスクを象った有機体の神殿の中で彼女を崇拝しているが、この神殿は入る者すべての精神的能力を高めるために造られたものである。神殿の内側には実質的に口として働く血肉でできた小結節があり、その周りには8本のナイフのような歯が並んでいる。シェイパー・アデプトたちはまず小部屋に入って瞑想を行わなければならず、その後小結節の口の中に手を置くことになる。すると歯が手首の上で閉じ、肉と骨に到達するまで噛み締める。すると小結節が90度捻れて回転し、手際よく手首を切断するのだ。その後、アデプトは新しい手を取り付けるが、それらは仕事で使う道具と共にシェイパーに与えるべく育てられていたものである。
この戦争の終わりに、シェイムド・ワンのオニミはタヒアリー・ヴェイラこそがユン=ネシェルであると信じるようになり、そのことをジェイナ・ソロに告げている。事実、彼はフォースを通じてジェイナを見ることができる唯一のユージャン・ヴォングだったのだ。