SC-401スタン・カフ
(電気ハンドカフから転送)
| ||||||||||||||||||||||||||
|
解説
ロクリス・シンジケート・セキュリティ社製SC-401スタン・カフ、または電気ハンドカフは、最も成功したバインダーおよびマグナカフである。このバインダーには他の多くのスタン・カフと同様にデュラスチールが使用されていたが、小柄なアグノートやジャワから大型のウーキーやガモーリアンに至るまで、ほぼすべての種族の腕にあわせて調整できるよう設計されていた。また、このバインダーにはセンサーが並べられており、囚人が力を入れて外そうとすると、リスト・カフが自動的に締まるようになっていた。特殊なケースでは、手のすべての血流を止めるか、あるいは腕を砕くまで引き締まる。また、この機種に採用された集中型磁場生成装置は、ほとんどのマグナカフに見られる極小磁場生成装置より優れており、拘束システム全体が強化されていた。スタン・マイクロフィラメントの威力は、囚人に列へ戻るよう強制するために痛みを与えるモードから、囚人の腕を不能にできる強力な麻痺モード、囚人の意識を失わせるためのスタン・エネルギーを放出させるモードなど、いくつかの幅広い設定が可能である。
このシステムを使用すると、大勢からなる囚人のグループでも単一の遠隔操作で統率することができ、それぞれの操作はおよそ50メートルの範囲内で、20から40組のカフに指示を与える性能を有していた。個々のカフは特殊な条件下で自動的に起動するようプログラムすることができ、遠くから見るとあたかも囚人たちが一定の距離をおいて動いているかのように見えた。この遠隔装置は小さなキーパッドと読み出しスクリーンから成っており、7桁のマスター・コードによってスタン設定の調整や、バインダーの解除を行うことができたのだ。