アボマイナー
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アボマイナーは、外銀河系、おそらくユージャン・ヴォング銀河に起源をもつドロイドの文明である。
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特徴
アボマイナーは他のドロイドたちと同様に、類似した管状のパーツで構成された巨大なドロイドである。例えば、唯一の既知のメンバーであるグレート・ヒープのボディは、恐ろしい不気味なリズムで軽快に動く様々なピストンで埋め尽くされており、肘の部分で曲がる腕を生やしていた。また、口の周りには研ぎ澄まされた刃が並んでおり、その外殻には小さな機械式ロボットが、哺乳類の胃の中で余り物を食らう寄生虫のように住み着いていた。彼らの文化は不均衡と無秩序に基づいており、そのため彼らと相反して秩序を重視するもう1つのドロイド文明、サイレンティアムと激しく抗争していたのだった。一部のアボマイナーは惑星サイズの巨大な怪物にまで成長したという。
アボマイナーは内部に燃料で満たされた大型のボイラーを持っており、巨大な内部メカの冷却は惑星の生態系から排出される水分の吸収に強く依存していた。しかし、このプロセスはしばしば惑星に大規模な干ばつや飢饉を引き起こすことになり、有機生命体の住人たちは苦難に遭遇することになる。さらに、アボマイナーは有機生命体を奴隷として利用し、巨大なボイラーに彼らを多数詰め込んでいたのだった。
グレート・ヒープはドロイド・ハーレムを持つことで知られ、より小さく内気なドロイドたちをオイル風呂や他のもてなしドロイドによって贅沢に養っていた。だが、彼らを待っているものは死の運命であり、やがてこうしたドロイドたちはヒープによって吸収され、その構造の一部となったのである。
歴史
アボマイナーとサイレンティアムは大規模な戦争を戦い、ついには彼らの銀河系を抗争による荒廃へと追いやった。そしてついに、機械から無視されていたこの銀河系の有機生命体の住人たちが立ち上がり、両種族に対して戦争を挑んだのである。2つのドロイド文明は別の銀河系の未知領域へと逃亡を余儀なくされ、そこで新しい文明を再構築したが、長い間、その銀河の住人から関心を抱かれずにいたのだった。
しかしヤヴィンの戦いの15年前、グレート・ヒープと呼ばれるアボマイナーのエージェントが既知銀河に足を踏み入れ、銀河帝国と同盟を結んだ。彼は惑星バイトゥに住み着き、即座にこの惑星から天然資源を奪い始めたのである。
その後、バイトゥを訪れた冒険家マンゴ・バオバブは、ヒープが惑星の農地から水分を奪い取っていることを突き止めた。原住民のバイトゥイアンが干ばつに苦しんでいる姿を目の当たりにしたバオバブは、ドロイドのR2-D2とC-3POの助けを借りてこの機械を破壊することに成功したのである。これによって帝国軍によるバイトゥの破壊も終わりを告げたのだった。
そして敗北後、グレート・ヒープの亡骸はマンゴの親戚にあたるイブン・Q3・バオバブによって発見されることになる。バオバブは個人的な影響力と財力を利用してこのドロイドを修復し、バオバブ科学博物館の展示品としたのだった。