ケイソル・セクター
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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ケイソル・セクターは、アウター・リムの最外縁に位置するセクターであり、ミノス星団をさらに超えた、リマ交易ルートの終着点である。
解説
このセクターはケイソルと呼ばれる古代種族が独自の文明によって栄えた場所だった。プリカーサーとも呼ばれるケイソルたちはこのセクターの原住種族であり、種族名と同じ名前が付けられた主惑星ケイソルで発達したと考えられている。彼らは完全なる有機テクノロジーを築き上げ、やがてコーデックス装置と呼ばれる技術を発明するまで、何千年にもわたって繁栄を続けてきたのだった。だが、コーデックスの発明とその起動が、邪悪なダーク・ジェダイの関心を惹きつけてしまう。彼はケイソル・セクターを訪れると、住人たちを隷従させ、このセクターを支配したのだった。
やがて、コーデックスの調査を行うべくこのセクターにジェダイ・ナイトたちが派遣され、彼らはケイソルの解放のため、ダーク・ジェダイと戦うことになる。だが、この戦いは彼らの故郷全体を巻き込むほどにまで発展し、ついには発着ゲートを1つ残して、この惑星のすべてを破壊したのだった。この結果、ケイソル・セクターではハイパースペース連続体までもが捻じ曲げられ、ダーク・ジェダイも爆発に飲まれて死亡したが、同時にケイソルたちも絶滅してしまった。後にこの事件はリフト・ディザスターと呼ばれることになる。
ヤヴィンの戦いのおよそ600年前、旧共和国はケイソル・セクターへの初の入植を行った。そして銀河内乱の時代には、セクター内に約30の公的コロニーや独立国家が存在するに至ったが、その半数以上は人口1,000万人にも満たない小規模なものである。セクター内の主な惑星には、トゥイレックの逃亡奴隷が入植したとされる首都カルシェボルや重工業惑星のロリズなどがあり、帝国による新秩序の晩年になると、このセクターはモフ・ケントア・サーンの監督下に置かれていた。しかし、サーンが支配できたのはこのセクターの4分の1程度であり、ケイソル・アウトバックやケイソル・リフトと呼ばれる星団を含む残りの大部分は、新共和国の時代になっても未探査のままだった。
また、サーンの時代には、ケイソルたちが彼らの文明の名残を保護するために有機テクノロジーで創造した、ダークストライダーと呼ばれる巨大生物の存在も発見されている。ケイソルたちは後の復活を果たすべく、ライフウェル(ケイソルたちが作り上げた有機テクノロジーによる生命貯蔵庫)に自分たちの生命エネルギーを保存し、それをダークストライダーに守らせていたのである。しかし、不運にもダークストライダーは自我に目覚め、リフト・ディザスターが過ぎ去った後も、ライフウェルにケイソルたちを封印し続けていた。やがて何世紀もの間に、ケイソルたちは徐々に逃れる力を失い、ライフウェルに永久に閉じ込められてしまったのだった。彼らの生命エネルギーは凝縮されたフォースと結合し、タ=リーと呼ばれる神秘的なエネルギーへと変わっていったのである。
その後もダークストライダーはケイソルの生命工学のテクノロジーを学びつづけ、自分の召使いとなる生物を無数に作り出していた。そして、彼はケイソルを離れて銀河系を探検に出たいと考えるようになり、モフ・サーンに取引をもちかける。ダークストライダーはサーンに未知の有機テクノロジーを提供し、その代わりとしてハイパードライブを搭載した宇宙船を要求したのだった。
やがて、新共和国はモフ・サーンを討伐するため、ケイソル・セクターにコレリアン・コルヴェット<ファースター>を派遣する。一方で、ダークストライダーも新共和国軍を自らの脱出に対する脅威と見なし、攻撃を開始した。最終的に、古代の寺院から覚醒した女性ジェダイ・ナイト、ハルブレットによってライフウェルが再び開かれ、ケイソルたちが解放されると、ダークストライダーも<ファースター>の乗員たちによって破壊されてしまう。だが、ケイソルたちの大部分は霊的な存在として生きつづけることを拒み、自ら消失する道を選んでいった。残りの数百のケイソルはこのまま生きていくことを選んだが、絶えず互いに争いあうようになる。また、彼らは<ファースター>の乗員たちがダークストライダーを倒す際にタ=リーの力を使ったことを知ると、二度と外界人がこの力を使えないよう、タ=リーのエネルギーに細工を加えたのだった。