コルサニ・オーガ
(コルサント・オーガから転送)
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コルサニ・オーガは、コルサントの地下世界、下水道、ゴミ捨て場などに生息する獣のような風貌の大型準知的ヒューマノイドである。彼らの多くは、所々まばらに生えた体毛、ごわごわした硬い皮膚、変形して角ばった大きな頭部、尖った歯の生えた大きな口などの似通った特徴を持っているが、興味深いことにそれぞれの個体がまったく異なる姿をしている。オーガたちはコルサントの破壊された生態系の中で何千にもわたって下水、汚水、放射能に晒され、飢餓に苦しんだため、奇妙な変形を遂げていったのである。しかし、コリダー・グールと同様に、この生物の本当の起源については知られていない。
解説
コルサニ・オーガは棍棒などの原始的な道具や武器を使っている姿を目撃されているが、意思相通の手段を有しているのかはまったく分かっていない。また、ごく稀に彼らは体を覆って暖めるためのボロ切れや服を纏っていることがある。オーガは腐肉を貪る雑食性種族で狩猟も行うが、人間との接触を避けることが多い。だが知的種族にとって、驚いたり、興奮したり、傷ついたり、激怒したり、あるいは空腹なときのオーガは極めて危険な存在である。
また、コルサニ・オーガは奴隷商人やハンターによってコルサントから密輸されており、悪名高いシェヴィンの奴隷商人ファイラス・モンは、コルサニ・オーガを個人的な衛兵部隊の一部として使用していた。
一方で、これらの野獣の一部は帝国軍によっても捕らえられ、ロボトミー手術を施されていた。これらオーガはフレンドリーと呼ばれるようになり、惑星政府を不安定にさせるために使用されたのである。密かに惑星に放たれたフレンドリーによって住人たちの生活が脅かされ、その後、ストームトルーパーがオーガを抹殺するために派遣される。こうすることによって、帝国軍は効果的に市民を支配することができたのだ。
これらの結果、コルサニ・オーガの生息圏は他の惑星へと広がり、各地で繁殖していった。その一方でコルサントに残っていたオーガたちは急速に数を減らし、ユージャン・ヴォングが惑星を転移させた際にはその大部分が姿を消したのだった。