サイ・スヌートルズ
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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サイ・スートルズは、長い唇と細い足が特徴的なパロウィックの女性歌手である。彼女はマックス・レボ・バンドがジャバ・ザ・ハットのために演奏していたときのバンド・メンバーであり、リード・ボーカルを務めていた。
彼女は踊り子のグリアータと極めて親密な友人であり、グリアータの地位が保証されるまで、決してマックス・レボとの契約書にサインしなかった。また、スヌートルズは同僚のドルーピー・マックールとも良好な関係にあった。スヌートルズのもっとも有名な持ち歌の1つは「ラプティ・ネック」であり、これはジャバのお気に入りの歌でもあった。一方で、彼女のもっとも有名な特徴は非常に長い唇柄である。
経歴
クローン大戦の間、スヌートルズはジャバ・ザ・ハットの叔父、ズィロと交際し、愛し合っていた。だが、ズィロはジャバの息子ロッタの誘拐に関与した罪によって共和国の刑務所に収監されてしまう。やがてズィロが脱獄したとき、彼女はジャバに雇われ、ズィロの日誌を彼の父親の墓場から盗むよう依頼されたのだった。スヌートルズはハット大評議会によって投獄されていたズィロを解放し、2人でズィロの母親のもとへと向かう。その後、彼女はズィロと共にテスへ渡り、そこで秘密の日誌を発見した。そして仕事が完了したと考えた彼女はズィロを裏切り、彼を殺害したのである。その後、彼女は日誌を持ってタトゥイーンへ戻り、ジャバから報酬を得たのだった。
その一方で、スヌートルズにはミュージシャンとして成功するという大きな夢があり、その実現のためにはどんな犠牲でも払うと決意していた。やがて彼女は銀河系で最高のボーカルの1人としてエヴァー・オーバスに雇われることになる。彼女はオーバスのぶっきらぼうな態度を嫌っていたが、彼が優れた歌手であり、そしてミュージシャンであることも十分に理解していたのだ。だがタトゥイーンでオーバスが死亡すると、スヌートルズは残りのメンバー、マックス・レボとスニットに、トリオで演奏を続けようと提案した。彼女はスニットをドルーピー・マックールと改名し、レボをバンド・リーダーに任命したのである。やがて彼らはジャバ・ザ・ハットの執事だったナルーン・キューザスに見出され、ジャバの宮廷楽団のオーディションに参加することになった。そこで彼らは生涯契約を獲得したが、不覚にも大食漢のオートランであるレボに契約交渉を任せていたため、ギャラの支払いがすべて食料になってしまう。これに激怒したスヌートルズは、ランコアの餌にならないように気をつけながら、死にもの狂いで契約の解除を求める羽目になったのだった。
ジャバの宮殿で歌うようになった直後、彼女はウィフィッドの女性事業家レディ・ヴァラリアンから、報奨金と引き換えにジャバの宮殿に隠された情報を提供してほしいという申し出を受けた。これは10数回にもおよぶ申し出の最初の1つにしか過ぎなかった。これらの内容はすべて、この小柄な歌手に報酬と引き換えにジャバをスパイしてくれという取引きだったのだ。彼女はもちろん金が欲しかったが、ランコアの餌にだけはなりたくなかった。そして、スヌートルズはどうするべきか確信が持てず、ジャバの副官ビブ・フォチューナに相談を持ち掛けた。フォチューナの助言は相手と接触し、その後すべてを報告をしろというものだった。彼はジャバからのより大きな報酬を約束し、彼女をダブル・スパイに仕立てて偽情報を流させたのである。
スヌートルズのスパイ活動はルーク・スカイウォーカーが友人のハン・ソロを救出に現れたことによって終了した。ジャバの死後、そういった様々な「雇い主」からの金も途絶えてしまったのだ。やがてマックールがバンドを退団し、その後しばらくの間、彼女とレボはデュオを組んでヴァラリアンのためにショーを披露していたが、ついにはこのコンビも解消されてしまう。彼女のプロ・シンガーとしての活躍の場も減少する一方となり、単独での仕事を試みたが、もはやまったくの落伍者でしかなかった。スヌートルズはいくつもの別名を使って辺境のみすぼらしいバーを巡回しつつ、様々なステージ・ショーを行うようになる。しかし、リップス・ティーネックという名で働いていたとき、彼女はフェタリル・スパイスの味を覚え、その後の人生の大半を薬物による昏迷状態で過ごすようになるのだった。