サブジュゲーター級ヘヴィ・クルーザー
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サブジュゲーター級ヘヴィ・クルーザーは、クローン大戦中に少なくとも2隻が実戦配備された分離主義勢力の戦艦である。
目次 |
特徴
大きさ
サブジュゲーター級ヘヴィ・クルーザーは連合宇宙軍で使用されていた最大の戦艦であり、その設計思想はプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーやレキュザント級ライト・デストロイヤーとよく似ている。ただしその最大の違いは、サブジュゲーター級が7.8キロメートル以上の大きさを誇っていたことだった。
サブジュゲーター級は連合軍最強の戦艦でもあり、その圧倒的な破壊力は同時期に使用されていたルクレハルク級などが霞むほどだが、この機種もヘヴィ・クルーザーとして分類されていた。
攻撃および防御システム
サブジュゲーター級は、プラズマ・ローターからエネルギーを得る2基の超巨大イオン・キャノンを搭載しており、共和国の大型艦船に狙いすましたイオン・パルスを直撃させることで、相手のパワー・システムを完全に無力化させることができた。
また、この船には無数の標準的な2次兵器が搭載されており、イオン・キャノンで無力となった獲物を完全に破壊することも可能である。さらに、大きな塊のように束ねられたターボレーザーが船体の両側面と背面上部に取り付けられており、メイン・イオン・キャノンを逃れた敵艦から身を守ることもできた。また、これらのターボレーザーにはライト型とヘヴィ・デュアル・ターボレーザーの少なくとも2種類が存在していた。さらに、サブジュゲーター級は厚い装甲に覆われているため、複数の敵大型艦船からヘヴィ・ターボレーザーによる砲撃を受けても十分に持ちこたえることができ、大きなダメージを負うようなこともなかったのである。
搭載機
この戦艦はヴァルチャー級ドロイド・ファイターの中隊をいくつか運んでおり、イオン・アレイのすぐ後ろにある船体両側の複数のハンガーから発進させることができた。このハンガーには独自の砲撃戦用ドロイド部隊も配置されており、ベイ内で非常事態が発生した際にも迅速な対応が可能だった。また、この船は巨大であるため、内部に複数のハンガーを結ぶレール・ジェット輸送システムが構築されており、人員と物資の両方をレベル間で効率よく搬送することもできた。これらのレール・ジェット・カーは大型兵員トランスポートとよく似た形状をしていた。
艦橋
サブジュゲーター級の船尾には通信アレイを備えたタワーが立っており、これはプロヴィデンス級に見られるものとよく似ていた。司令センターもこのタワーに位置しており、その頂部は複数のターボレーザーによって守られた多階層構造になっていた。
この艦橋には中心部に一段高くなったプラットフォームが1つ用意されていたが、そこは船の司令官の居室になっており、この部屋にはホログラム端末もあるため、艦長はここから他の乗員と交信することができた。また、半円形の艦橋には4つのステーションと少なくとも5つの円形コンピュータ・スクリーンが設置されており、乗員たちはここに配置されて船の制御を行っていた。艦橋の後方には2基のターボリフトも用意されており、船内の他階層への行き来が可能だった。
歴史
サブジュゲーター級ヘヴィ・クルーザーはクオレンの惑星パマントで建造された。この建造計画は極秘とされ、偽装工作として同時に建造されてた船がプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーである。
ラグル・スクモングによって設計された<マレヴォランス>は、クローン大戦の初期に分離主義勢力のグリーヴァス将軍と旗艦として使用され、戦闘機による攻撃と内部からの破壊工作の組み合わせによって撃沈されるまでに、何十もの共和国機動部隊を壊滅させたのだった。また、同時期に姉妹艦の<デヴァステーション>もダソミアのナイトシスターたちとの抗争に投入されていた。