ルクレハルク級バトルシップ
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一般に通商連合バトルシップとして知られるルクレハルク級バトルシップは、通商連合の通商防衛軍における主要な大型艦船である。多くのルクレハルクは巨大な貨物輸送船を改造したものだった。アップグレード版は独立星系連合宇宙軍で使用され、やがては反乱同盟軍でも使用されるようになった。
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特徴
通商連合がナブー侵略に向けて密かに軍隊を組織し始めていたとき、経営上層部は、戦争に使用する武器を銀河系全域に運ぶための星間クルーザーや、戦闘機からの攻撃に対抗するための防衛用戦艦などの必要性を認識していた。なかでも最も重要となるのが、自我を持たないドロイド軍を制御するための旗艦である。しかし、通商連合は軍事用宇宙船艦隊を構築するために必要となるクレジットを節約するため、既存のルクレハルク級LH-3210貨物船を多目的戦艦へと転用する方法を選んだのだった。
また、この選択にはコスト削減の他にももう1つの利点があった。通商連合のルクレハルク級貨物船は何千もの惑星で既に見慣れた存在だったため、標的にされる惑星はすでに手遅れとなったときに初めて、自分たちが攻撃されていることに気づくのである。
通商連合のすべての戦艦は、外見上は中央の球体とそれを取り囲むドーナツ状の船体で構成されており、中央部にはブリッジと反応炉、周囲には主にハンガー・ベイが備わっていた。また、大型貨物船を戦艦に改造するにあたり、通商連合は船に無数のクワッド・ターボレーザー砲塔を取り付けた。通常、これらの武器は船体の内側に回り込んでおり、必要になるまで隠しておくことが可能である。また、ハンガー部分は大規模な上陸軍を運ぶためにほとんど改造を必要としなかったが、その外側にはドロイド・スターファイターの運搬と充電に用いる電力供給ラックが取り付けられていた。
大型貨物船を戦艦へと改造することはコスト的には効率的なことが立証されたが、この大型戦闘用兵器には従来の戦艦にはない重大な欠点があった。たとえば、クワッド・レーザー砲塔は貨物船の赤道帯部分にしか取り付けられず、したがって、攻撃可能範囲が限定されてしまうのだ。この攻撃の死角は戦闘機や、通商連合の戦艦に近接して飛ぶ勇敢な宇宙船に利用されてしまう可能性が高く、事実、ナブーから脱出したロイヤル・スターシップを簡単に取り逃している。このような状況の際には、攻撃補助および防御のためにドロイド・スターファイターを展開しなければならなかった。
さらに、通商連合の戦艦は武装された一連のハンガーを備えていた。なかには危険な物質や毒物で満たされていたものもあるが、大部分は兵員輸送車や戦車などを収容するために設計されたものである。ゾーン1と名付けられた外部ハンガーにはドロイド・スターファイターを着艦させ、これらを多重トラクター・ビームを用いてハンガーへと収容する。上陸艇は内部ハンガー(ゾーン3)に集められたが、発進の際にはゾーン1やゾーン2、ミドル・ハンガーのランチで準備され、戦車などとともに武装を与えられていた。また、ドロイド・スターファイターはすべてのハンガーで係留ラックに吊るされていた。
歴史
ナブーの戦い後、共和国は通商連合に対して軍の解体を命じた。通商連合は見た目上、多くの戦艦を分解することで命令を遵守したと主張していたが、実際には中央の球体を脱着可能なコア・シップへと改造しただけであり、後のジオノーシスの戦いやクローン大戦でも全般にわたってこれらの戦艦を使用している。撤退の際、コア・シップは単独で軌道上にまで上昇することができ、外側のリングと結合することができるのだ。クローン大戦後も、通商連合で使用されていた戦艦が少数ながら企業セクター内で使用されており、なかには裕福な商人によって購入されたものもあるという。