ザック
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ザックは、クローン大戦中に共和国宇宙軍に所属していたクローン宇宙軍士官のクローン・キャプテンである。この戦争の間、彼は中立の衛星ルゴサにジェダイ・マスター・ヨーダを運ぶ任務に就いていた。ヨーダはカトゥーンコ王からの提案に従い、近隣惑星トイダリアを共和国の味方に付けようとしていたのだ。だが中立衛星の軌道上で、ザックのカンサラー級クルーザーはダーク・アコライト、アサージ・ヴェントレスの指揮する2隻の銀行グループ・フリゲートからの奇襲を受ける。その結果、ヨーダは3人のクローンと共に脱出ポッドでルゴサの地上に降り立つことを強いられ、ザック艦長は彼を残して撤退命令を下したのだった。
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経歴
他のすべてのクローン・トルーパーたちと同様に、ザックは銀河共和国の軍隊の一員として戦うため、惑星カミーノで生まれ育った。そしてヤヴィンの戦いの22年前、クローン大戦の勃発後、ザックとその兄弟たちは独立星系連合との戦いに参加したのである。
この戦争の間、パルパティーン最高議長はカトゥーンコ王率いるトイダリア星系を共和国の味方につけるべく、彼の説得を試みた。カトゥーンコはこの申し出に反対こそしなかったが、彼には「頭上にいる軍隊」との取引に応じるつもりはなかった。そこでカトゥーンコは議長にジェダイを派遣するよう提案する。彼はジェダイが千体のバトル・ドロイドに匹敵すると聞き及んでおり、ぜひ会ってみたいと願っていたのだ。パルパティーン議長は分離主義勢力の宙域に近いところへジェダイを送り込むことで彼らの命を危険に晒したくないと考えていたため、カトゥーンコは中立地帯である珊瑚衛星ルゴサで会合を行うことを決める。そしてジェダイ・グランド・マスター・ヨーダ、ザック、2人のコルサント・ガードが、クローン・トルーパー・パイロット、コマンダー・サイアと共にリパブリック・フリゲートで惑星へ派遣され、ザックが船の指揮を執ることになった。一方、地上ではカトゥーンコがダーク・アコライト、アサージ・ヴェントレスと接触していた。彼女は王に、自分たちの身も守れないジェダイがトイダリアンたちを守れるはずはないと告げていたのである。
星系に到着すると、ザックの船は分離主義勢力の2隻のミューニフィセント級スター・フリゲートからの奇襲を受けた。ザックは大きさと火力に勝るフリゲートからヨーダ将軍を救うため、即座の撤退を主張する。だが、ヨーダは任務を継続するため地上へ向かうと告げ、艦長に脱出ポッドの発射を命じた。ザックはポッドがフリゲートによって撃墜されないかと心配したが、ヨーダは分離主義勢力の攻撃が1つのポッドに集中しないよう、彼にすべてのポッドの射出を命じる。そしてヨーダが脱出すると、ザックの船はハイパースペースへと逃れたのだった。ヨーダは無事に衛星の地表に到達し、トイダリアを共和国へもたらすことで任務を成功へと導いたのである。
人物と特徴
ザックはカミーノで訓練を受けたクローン宇宙軍士官であり、そこで銀河共和国とジェダイの指揮官に対する絶対的な忠誠心を植えつけられていた。彼はヨーダが失われる可能性を恐れており、一時はこの老ジェダイを救うために任務の中止をも決断したほどである。さらに、ヨーダが脱出ポッドで月の地表に向かうという計画を知った際にも、ザックは彼の身を案じて大胆な疑問をぶつけている。だがヨーダが船を発つと、ザックは穏やかな振る舞いでリパブリック・クルーザーを安全な場所へ移動させたのだった。