共和国宇宙軍
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共和国宇宙軍は、何千年にもわたって銀河共和国防衛のために使用された軍事艦隊である。
目次 |
歴史
長年にわたって、共和国艦隊はそれに遭遇する惑星すべてが平和協定に強い関心を保持していたわけではなかったため、非常に大規模な存在であり続けた。共和国宇宙軍はヤヴィンの戦いの15,000年前ごろ、共和国の最果てにおける反乱の監視を維持するために創設された組織であり、ときとしてピアス・ディアの聖戦のような大規模な戦いに専念していたのである。その後約4,000年にわたって、共和国宇宙軍はジェダイ・オーダーとの共闘関係を維持しながら、シス・オーダーや他の侵略者たちを撃退していった。共和国宇宙軍は、銀河共和国政府の大多数がその行動を支持した際に、あらゆる不安に対処するために特定の星系へ進入する権限を有していたのである。また、すべての惑星政府が宇宙軍の支援を求めることができたが、7標準日以上にわたる軍事行動が要求される場合は元老院による承認が必要だった。だが、個々の議員たちが自ら利益のために宇宙軍の一部を召集することも少なくなかった。
マンダロリアン大戦の間、インターディクター級クルーザーやセンチュリオン級バトルクルーザーなどの、後のスター・デストロイヤーへと受け継がれる技術的前身が作られた。その後、ジェダイ内乱が勃発すると、共和国はハンマーヘッド級クルーザーのようなより小型の艦船へ依存するようになる。そして数世紀後、共和国艦隊は新たに復活したシス帝国の猛攻撃によって、甚大な被害を被ることになった。だが、共和国は銀河大戦の初期段階で数多くの惑星を失ったものの、共和国艦隊は第1次ボサウイの戦いで共和国の最初の大勝利に貢献することができた。宇宙軍はボサウイへの侵略を目指していたシスの小艦隊を壊滅させたのである。そして新シス大戦の後、共和国はルーサンの改革の一環として宇宙軍を縮小し、それを司法省の統制下においた。宇宙軍の優先任務は、全面戦争からセクター規模または星系規模のパトロール、海賊への対処、銀河系探索などへと移り変わったのである。
共和国の晩年、軍事主義の派閥は共和国宇宙軍および地上軍の再編を試みたが、遅々として進まなかった。カタナ艦隊は宇宙軍に機能的な大艦隊を創設しようとする共和国の最初の試みだったが、それもすぐに失われてしまった。ヤヴィンの戦いの44年前、スターク・ハイパースペース戦争の間には、ラナルフ・ターキンが自分の私設軍の宇宙部隊を正式な共和国宇宙軍にしようとし、名称変更まで行っている。
数十年後、共和国宇宙軍はクローン大戦で共和国グランド・アーミーと行動を共にし、レンディリィの戦い後には、各地の惑星防衛艦隊を吸収することで強大な宇宙軍へと発展した。そして戦争終結の直前に保安法修正決議がなされるまで、宇宙軍は銀河元老院およびジェダイ評議会の共同指揮下に置かれていたのである。その後、その唯一の指揮権は最高議長によって掌握されることになった。そして銀河帝国が樹立したとき、共和国宇宙軍は帝国宇宙軍へと再編されたのである。
惑星宇宙部隊
銀河共和国宇宙軍は銀河系全域で活動する軍隊を保持しており、それらには多くの義勇軍や惑星部隊も含まれていた。コレリア、ハンバリーン、クワットなどの、豊富な資源を持つ重工業化されたコア・ワールドの惑星は、全長何キロにもおよぶ巨大戦艦を中心とした強力な艦隊を建造していたのである。だが、ハイパードライブに機能制限がある大型戦艦は、各ローカル・セクターの防衛のみを考慮して作られたものだった。その一方で、コア・ワールドの強力な惑星およびセクター艦隊は、海賊の襲撃や犯罪王から各自の惑星を防衛する際の支援だけでなく、コアを侵略から守る巨大な軍事力として頼られていたのだ。グレート・シス戦争の間、コレリアン艦隊がコレリアン・ラン沿いでシスの部隊に大規模な反撃を行ったことがその証拠である。クワット、ハンバリーン、レンディリィなどの惑星やセクターから派遣された艦隊は、クローン大戦でも重要な役割を演じている。これらの惑星およびセクターの宇宙軍はコアワールドの提督たちによって指揮されていたが、それぞれの持つ権限は各自のセクターの中だけに限られていた。その一方で、アウター・リムのセクターはより小型で火力の低い多数の艦船を使用することが普通だった。
組織
クローン大戦中、共和国宇宙軍は複数の艦隊に分かれており、各艦隊は担当するセクターを割り振られていていた。各艦隊の構成は担当する戦闘宙域での必要性によって異なり、必要な場合には一時的に複数の機動部隊が合併することもあった。そして多くの将校、特に高官たちはクローンではなかった。共和国宇宙軍の指揮系統は概ね以下の通りである。
共和国宇宙軍:数百の艦隊によって構成された宇宙軍は、保安法修整決議が成立した後、最高司令官であるパルパティーン最高議長の指揮下におかれた。
大型艦隊:大型艦隊は一般に1,000~5,000隻の戦艦および支援部隊によって構成され、戦争の特定の局面に割り当てられた全軍を代表する存在だった。大艦隊はジェダイ最高評議会のメンバーであるジェダイ最高将軍によって指揮されていた。
艦隊:艦隊は艦隊提督またはジェダイ高位将軍によって指揮されていた。一般に、艦隊は3~6のバトル・グループ、すなわち100~300隻の戦艦および支援部隊によって構成されていた。
バトル・グループ:バトル・グループは提督またはジェダイ将軍によって指揮され、2~4の小艦隊によって構成されていた。のべ48~72隻の戦艦および支援部隊からなるバトル・グループは、強固に守られた敵要塞をほぼ制圧可能な戦力を保持していた。
小艦隊:小艦隊は准将またはジェダイ将軍によって指揮され、3~4個の分隊、またはおよそ12~36の戦艦および支援部隊によって構成されていた。各小艦隊は互いを支えあうことを意図しており、より大型の戦艦から仲間の小艦隊を守る防衛網の役割を果たすこともあった。
分隊:分隊は、ジェダイ・コマンダーが不在の間に、通常最も高位の大佐によって指揮されていた。分隊の厳密な役割は構成する船の数によって決まる。戦艦や巡航艦などの大型艦は3~4隻で戦線を組み、コルヴェットなどの小型艦は6~12隻で小型船隊を構成していた。
小隊:単一の艦隊に与えられた専門用語であり、各艦船は通常、1人の大佐によって指揮されていた。稀にジェダイ・コマンダーが船の指揮権を与えられたこともあった。