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デミトリアス・ザーリン

ザーリンから転送)

Demetrius Zaarin.jpg
Demetrius Zaarin
人物に関する情報
死亡

3 ABY (38)、<ヴォークンクス>

身体に関する情報
種族

人間

性別

男性

髪の色

茶色

目の色

青色

年代および政治に関する情報
時代

反乱時代

所属

銀河帝国

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解説

デミトリアス・ザーリンは、銀河内乱の最中に暗躍した帝国軍司令官の1人である。パルパティーン皇帝ダース・ヴェイダーから彼に与えられた任務は、TIEアドヴァンストx1TIE/Dディフェンダーをはじめとする新型TIEファイターの研究開発だった。ザーリンは帝国軍戦闘機を母艦による支援なしで運用できるようにするため、かねてからの弱点の1つとされていたハイパードライブの導入を考えていた。そのため、彼はTIEシリーズに搭載可能なハイパードライブを入手するべく、マイロックIVハビーンと交渉を行ったのだった。

だが、ホスの戦いの直後、帝国軍内で大事件が発生した。スター・デストロイヤー<プロテクター>の司令官、ハーコヴ提督銀河帝国を裏切ったのだ。ハーコヴはセパンの内乱を鎮圧し、ディモックリポブラスを帝国の支配下に統合した功労者だが、彼はホスの戦い後に反乱同盟軍モン・モスマと密会し、帝国艦隊からの亡命を目論んだのである。皇帝は直ちにハーコヴを捕らえるよう命じ、ザーリンもこの計画に公然と支持を訴えた。だが、彼にはこの騒動に乗じた別の計画があった。ザーリンはハーコヴの捕獲作戦の裏で手薄になったコルサントに自らの艦隊を移動させ、パルパティーンを暗殺しようと考えていたのである。

彼が行動を起こしたのは、プリンスシーゾーの死の直後のことだった。ちょうどヴェイダー卿がブラック・サンの残党を一掃するため、コルサントを離れていたときである。ザーリンは自ら開発した新型TIEファイターを投入し、旗艦のスター・デストロイヤー<グローリィ>でヴェイダーを足止めさせると、いち早くコルサントに到着したのだった。だが、危機を察知したパルパティーンはシャトルで逃走しており、ザーリンの計画は未遂に終わってしまう。すると、そこへスローン副提督<ヴェンジャンス>が姿を現した。ザーリンは一転して追われる立場となり、ハイパースペースへと逃走する。そして、スローンもそれを追い、両者はハイパースペースへと消えていったのである。

その後、ザーリンは帝国軍の秘密研究所の1つ、トー=ファリオンに姿を現し、スローンからハイブリディウム・ベースクローキング装置のプロトタイプ設計図を盗み出そうと試みた。彼はクローキング装置で姿を消し、皇帝から永遠に隠れようと考えていたのだ。そして、彼はイアスト星系の研究所から、帝国軍で初めてクローキング装置を搭載した船、CR90コルヴェット<ヴォークンクス>を捕獲することに成功した。だが、ザーリンが船のクローキング装置を起動させ、ハイパースペースに突入したとき、悲劇が起こった。このコルヴェットはスローンの仕掛けた罠の1つであり、ハイパードライブ内で動作が不安定になるクローキング装置が搭載されていたのである。スローンの計算どおり、クローキング装置は艦がジャンプした直後に爆発し、ザーリンはコルヴェットとその乗員もろとも、ハイパースペース突入直後に消滅したのだった。

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