シオンヴァー・ボル
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シオンヴァー・ボル博士は、クローン大戦中に活躍した銀河共和国のビヴォールの科学者である。
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経歴
シオンヴァー・ボルは、巨大な電磁パルスを発生させる爆弾装置、電子プロトン爆弾を開発したエイリアンの科学者である。マラステアの戦いで初めて使用されたこの爆弾は、分離主義勢力のドロイド侵略軍を完全に壊滅させたのだった。だがこの爆弾は爆心部に広大な陥没穴を生成させ、その結果、巨大なジロ・ビーストを目覚めさせてしまった。この怪物が暴れまわったことで、共和国のクローン・トルーパーとダグの同盟は甚大な被害を受けたのである。
その後アナキン・スカイウォーカーによって、ジロ・ビーストの重厚な甲羅はジェダイのライトセイバーでも貫くことができないことが判明した。この報告を聞いたボル博士とパルパティーン最高議長はこの猛獣の研究に興味を抱き、その強靭なウロコを破壊不可能な装甲服として人工的に複製できないかと考えたのだった。そしてこの怪物は研究のためコルサントへ運ばれたが、パルパティーンは殺すべきだと提案する。生かしたまま研究のためにウロコを取り外す作業は非常に難しく、怪物に大きな苦痛を与えることになるのだ。だが、ボルはそれに抗議した。この怪物はおそらくこの種の最後の1頭であり、知識を得るための唯一のチャンスだったのだ。
だがパルパティーンは納得せず、彼女に命令を拒否するなら解雇すると告げるが、この会話はジロ・ビーストに聞かれていた。議長はこの怪物を弱らせる効果のあるマラステア産の燃料で毒を生成し、ジロ・ビーストを殺すよう指示した。ボルは毒ガスの生成に成功するが、十分な量を与えることができなかった。そしてついにジロ・ビーストは逃走し、自分への拷問を指示したパルパティーンを探すため、コルサントで暴れまわったのである。
パルパティーンはボルに連絡を取り、大量の毒を使って怪物を殺すよう命令した。そして共和国のガンシップによる砲撃の後、彼女は指示通りに毒ガスの散布を実行し、怪物の息の根を止めたのである。だが翌朝、パルパティーンはボルにこの怪物のクローンを作るよう指示を出し、彼女を仰天させたのだった。
人物と特徴
ビヴォールのシオンヴァー・ボルは思慮深い人物だった。彼女はジロ・ビーストを殺さず、生かしておきたいという願望を訴えていた。またボルは、ジロ・ビーストが自分の知性に関するパルパティーンの意見に示した反応について、冷淡な意見を述べている。さらに彼女は処刑を始める前に、この怪物に慰めの言葉を掛けたのだった。