ターフル
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解説
怪力で知られるターフルは、クローン大戦の間に故郷の惑星キャッシークが分離主義勢力による侵略を受けたとき、共和国グランド・アーミーに協力して故郷を守るために戦ったウーキーの戦士である。凶暴かつ長身のターフルは、以前からウーキーと親密な関係にあった賢明なジェダイ・マスター、ヨーダの指揮下に入り、この戦争に参加したのだった。小柄なジェダイ・マスターがコルサントでキャッシークに向かう機動部隊を編成していたとき、彼の傍らに立っていたのもターフルだった。
ターフルは過去数十年にわたってカチャーホの市長を務めていた。だが、市民のリーダーシップを執るという職務も、決して彼の戦士としての勘を鈍らせてはいなかった。彼は活発なトレーニングや危険な狩猟を通じて、その並外れた体力を維持していたのである。そしてクローン大戦の初期に、ターフルはトランドーシャンの奴隷商人に捕らえられたが、共和国グランド・アーミーのクローン・コマンドーによる特殊部隊に救助され、共和国に尊敬と忠誠を約束したのだった。
やがてクローン大戦の戦火がキャッシークにまで及ぶようになると、ターフルは使い古された軍事指導者のマントを身に纏い、海岸都市周辺の防衛に着手した。独立星系連合は既にキャッシークの地上に激しい攻撃を行っていたが、カチャーホは最も強固な守りを実現していたのだった。
淡水の礁湖からなるウォワット列島の都市カチャーホは、さらに内陸部にあるウーキーの集落ほどジャングルに囲まれておらず、天蓋も開けていた。そのため軌道からの進入が容易であり、共和国も分離主義勢力も、地上戦を展開する理想的な地点としてカチャーホを選んだのだった。そしてターフルがカチャーホを守るために警笛を鳴らすと、他の都市からも大勢のウーキーが海岸線を渡り、カチャーホを防衛するべく集結した。ターフルの旧友チューバッカも、そのとき集まったウーキーたちの1人である。
ターフルはジェダイ・マスターのルミナーラ・アンドゥリィ、クインラン・ヴォスらと密接に連携して初期の防衛線を築き上げ、配下のウーキーたちの配置割りを行った。彼は戦場で将軍として活躍したわけではないが、敬愛するヨーダ将軍が到着すると、彼の直接の連絡役を買って出たのだった。ターフルはヨーダを深く尊敬しており、彼を自分の「名誉家族」の1人であると考えているのだ。
そして、邪悪な正体を現したパルパティーン最高議長がオーダー66を発令し、クローン・トルーパーたちがジェダイを裏切ったときも、ターフルはヨーダへの忠誠を失わなかった。彼と友人のチューバッカは、ヨーダがクローン軍の待ち伏せから逃れるのを手助けし、老ジェダイ・マスターをキャッシークから安全に脱出させるため、彼を脱出ポッドへと案内したのだった。