ダークセイバー
提供: スター・ウォーズの鉄人!
この項目では超兵器について記述しています。ライトセイバーについてはダークセイバー(ライトセイバー)をご覧ください。
| ||||||||||||||||||||||||||
|
ダークセイバーは、新共和国の時代にダーガ・ベサディ・タイを筆頭とするハットによって建造された超兵器である。ダーガはハットが銀河系に君臨するために必要となる強力な兵器を要求したのだった。
目次 |
概要
デス・スターの設計者、ベヴェル・レメリスクが犯罪王ダーガ・ザ・ハットの要請に基づいて設計したダークセイバーは、初代デス・スターの延長上に位置する改良型宇宙ステーションである。廃墟と化した亡きジャバ・ザ・ハットの宮殿から帝国軍のある重要機密コードを盗み出したダーガは、ペットのトーリルたちを新共和国政府が厳重に管理するコルサントのコンピューター室に侵入させ、隠されたコンピューター・ファイルから、初代デス・スターの設計図を手に入れた。続いて、彼はレメリスクと元帝国軍将校のサラマー将軍を迎え入れ、ハットによる銀河系支配の足掛かりとするべく、ダークセイバー計画を発動したのである。ダークセイバーは初代デス・スターから、TIEファイター用ハンガー、乗員居住区画、AT-AT格納庫、ハンガー・ベイなど、ダーガの計画にとって不要となる部分をすべて除去した効率的なステーションとして設計されていた。ダーガが要求していたものは、銀河系を支配するために必要となる超兵器であり、レメリスクもその際に不要となる部分を完璧に把握していたのである。
ダークセイバーの円筒型シリンダーには、より長くより強力なスーパーレーザーが組み込まれている。ダークセイバーに搭載されたパワー・ジェネレータは、推進系を除く他のシステムにエネルギーを供給する必要が無いため、膨大なエネルギーをこのスーパーレーザーに充てることができたのだ。また、このスーパーレーザーは宇宙ステーションの長い軸に沿って作られており(これは実際にユマック・レスがエクリプス級スター・ドレッドノートに搭載したものよりも巨大である)、起動されると、ステーション全体とそのビームが巨大な宇宙規模のライトセイバーのように見えた。レメリスクがこのステーションを「ダークセイバー」と名づけたのもこのためだった。
歴史
建造
エンドアの戦いから8年後、ダーガは鉱物資源が豊富なホス星系の小惑星帯に注目し、ベヴェル・レメリスクに作らせたオーコ・スカイマイン社の船で資源を収集しながら、ダークセイバーの建造を進めていた。ステーション内部の居住区画は、ハットとその取り巻きたちをあわせた数百名分が用意されているだけだが、特筆すべき点は操縦区画であり、そこにはダーガの残忍な性格を反映した特別な仕掛けが施されていた。乗員たちのすべての座席に拘束べルトが取り付けられており、乗員たちはダーガの許可無く席を離れることができないのだ。さらに各座席にはダーガが自由に高圧電流を流すことができ、失態を演じた部下をその場で処刑できるようになっていた。しかし、座席の数が多いため、操作ミスによって関係ない部下が黒焦げとなってしまうことも少なくなかった。
破壊
一方で、ダークセイバーの脅威を察知した新共和国情報部は、クリックス・メイディーン将軍率いる破壊工作チームを送り込み、計画の妨害を試みた。しかし、メイディーンは部下の不注意からダーガに発見されてしまい、この邪悪なハットの手によって射殺されてしまう。だが、ダークセイバー計画は、ダーガの倹約主義、サラマーのいい加減さ、そして工事を担当したトーリルたちの気まぐれが重なって、自滅の道を歩むことになる。実際にこの宇宙ステーションが動作可能な状態にまで作り上げられたのは、ひとえにレメリスクの執念によるものだった。しかし、ダーガが最終的にダークセイバーの制御権を得たとき、その緩慢さがレメリスクの執念をなぎ払ってしまう。ダーガはこのステーションを発進させ、目の前に迫った巨大な小惑星を粉砕するべくスーパーレーザーを発射しようとするが、レーザーはトーリルたちの不手際によって機能しない状態だったのだ。呆れ果てたレメリスクは直前に脱出していたため難を逃れたが、ダークセイバーはなす術なく2つの小惑星に押しつぶされ、ダーガとその部下たちもろとも小惑星帯を漂う塵と化したのである。