ドロイド・トライ=ファイター
(トライ=ファイターから転送)
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ドロイド・トライ=ファイター、別名トライ=ドロイド・ファイター、あるいは単にトライ=ファイターは、速さと機敏さを併せ持つ宇宙専用戦闘機として作られた、独立星系連合の恐るべきドロイド・スターファイターである。このドロイドはクローン大戦の終盤に無数の機体が戦場へと投入されたのだった。
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特徴
クローン大戦末期に銀河共和国の首都コルサントへの攻撃を実行した分離主義勢力は、この最も大胆な奇襲での勝利を確実なものとするため、この戦いにこれまでとは大きく異なる最新鋭の艦船を数多く投入した。連合宇宙軍の戦艦のハンガー・ベイに群がっていたドロイド・トライ=ファイターは、合計で4基のブラスター・キャノンを持つ自動型戦闘機である。このドロイド・スターファイターはスリムなヴァルチャー・ファイターほど大きくはないが、それでもより低速なARC-170スターファイターにとっては驚異的な存在だった。
トライ=ファイターの名の由来は、3基の主砲を安定させるための3枚のサポート・アームであり、これらのサポート・アームは設計者たちの出身惑星に生息する凶暴な肉食獣の頭蓋骨から発想を得たものである。トライ=ファイターを設計したのは、恐るべきドロイディカを開発したのと同じ、肉食昆虫種族の設計者団体、コリコイド・クリエーション・ネストなのだ。また、その機敏さを支えている3基の独立したスラスターの配置もトライ=ファイターの名に貢献している。
トライ=ファイターのドロイド・ブレーンは、ヴァルチャー・ドロイド・ファイターのものよりもさらに洗練されたものだった。また、強力なエネルギー生成装置と高性能な通信装置によって、トライ=ファイターはハイパードライブを持たない完全自動化戦闘機としては並外れた行動範囲を誇っていた。
歴史
ドロイド・トライ=ファイターが連合宇宙軍に提供されたのはクローン大戦の比較的終盤であり、その存在は通商連合の資金を激しく枯渇させることになった。記録にある最初の実戦投入の1つはプレシトリンで行われ、このドロイドたちはプレシトリン防衛軍のT-19スターファイターと戦ったのだった。さらにトライ=ファイターは、ボズ・ピティ、サルーカマイ、ベルドローンにも展開されている。このときジェダイのエース・パイロット、セイシー・ティンが撃墜される寸前にまで追い詰められ、その直後にアナキン・スカイウォーカーによって助けられたものの、トライ=ファイターはジェダイのパイロットでさえ手を焼く存在であることを示めしたのだった。
コルサントの戦いでも多くのトライ=ファイターが使用され、ARC-170の中隊と激戦を繰り広げた。また、これらの大群は地上の都市部でも戦闘に参加し、ジェダイやクローン・パイロットたちを苦しめたのだった。そして、ダース・シディアスの新しい弟子、ダース・ヴェイダーが分離主義評議会のメンバーを処刑すると、これらの機体は作動を停止させられた。その後銀河内乱の最中に、少なくとも1機のトライ=ファイターが帝国ジャンクヤードで発見されている。