ボガ
(ボガ・ザ・ハットから転送)
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偉大なボガ・ザ・ハットは、シス大戦の時代にステネス星系の暗黒街を支配していたハットの犯罪王である。彼は自分を裏切った者にもう一度だけ取り巻きに復帰できるチャンスを与えることで知られており、自らを「慈悲深き者」と称していた。実際、多くのハットは気に入らない者を即座に処刑するが、ボガは通常、最も罪深い裏切り者にも死か極めて危険な重労働に就くかという2つの選択肢を与えており、これはハットとしては意外な事実だったのだ。
解説
ボガは惑星タブーンの小さな衛星に本拠地を置き、金と引き換えに海賊たちからネッシーの採鉱植民地を守る用心棒のような存在だった。だが、彼はフォースのダークサイドに魅了されていたため、ステネス星系の惑星アンブリアにジェダイ・マスター、ソンが住んでいることを不快に感じていたのである。そこでソンの元へ向かうジェダイ訓練生の噂を聞きつけたボガは、その一行を襲撃するためアンブリアへ向かうハイパースペース・ビーコンで待ち伏せを行った。ボガはこのジャンプ・ステーションで休憩をとっていたアンデュア・サンライダーを発見し、彼がソンに届けることになっていたアデガン・クリスタルを奪うと、部下に殺害を命じたのだった。そして、ハットの部下たちは猛毒性のゴーム・ワームを放ってアンデュアを無慈悲に毒殺したのである。
さらにボガはアンデュアの妻ノーミ・サンライダーの後を追い、アンブリアにあるソンのジェダイ訓練施設を襲撃した。彼の部下たちはソンの弟子オス・ウィラムを抑えつけるが、突如としてソンが戦いに加勢し、撃退されてしまう。このときボガはアンデュアから強奪したアデガン・クリスタルをも奪回されてしまうのだった。その後も、ボガはさらに多くの手勢と武器を従えて、アデガン・クリスタルを奪い返すべく再びアンブリアを襲撃する。そのとき、彼らはマスター・ソンを捕らえることに成功した。だが、ジェダイになることを拒んでいたノーミが夫の死の悲しみを乗り越え、彼の形見のライトセイバーを奮ってボガの一党を撃退したのだった。