ミニ=ハヴィコ/ユザビ・ドーザー・バイナリー・ハイドロメク・ドロイド
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ミニ=ハヴィコ/ユザビ・ドーザー・バイナリー・ハイドロメク・ドロイド(M-HYD)は、地下水脈の探索と集水、および水分凝結機との交信を目的としたハイドロメク・ドロイドである。M-HYDは、<ラッキー・デスポット>の船長によって積荷としてタトゥイーンに持ち込まれ、この砂漠の惑星で使われるようになった。だが、探鉱者たちはこれらのドロイドの数多くの欠陥に不満を募らせ、その結果、多くのユニットが廃棄されてしまった。その中の1体、M-HYD 6804は、ネビット氏族長のサンドクローラーに収容され、ドロイド・プールの主となったのだった。
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機能と能力
第5次ドロイドであるミニ=ハヴィコ/ユザビ・ドーザー・バイナリー・ハイドロメク・ドロイドの主機能は、地下に溜まった水を探し出し、収穫することである。このドロイドの特徴は、垂直に伸びる伸縮可能な音声アレイと、沈殿物をろ過して頂部のパイプから排出させることのできるフィルター式の水分抽出機だった。また、このドロイドはバイナリー・ロードリフターと会話を行い、GX-8水分凝結機の初歩的なメンテナンスを行うことも可能である。ただし、移動速度は非常に遅かった。
歴史
あるとき、<ラッキー・デスポット>の船長がミニ=ハヴィコ/ユザビ社製のドーザー・バイナリー・ハイドロメク・ドロイドを大量に購入し、船の積荷とした。ジャンドランド荒地の水分収集業者たちが水脈の探索に助けを求めていたため、彼は砂漠の惑星タトゥイーンに絶好のビジネス・チャンスがあると信じていたのだ。しかし、このドロイドは移動能力が乏しく、ジャンドランド荒地一帯を覆うタトゥイーンの磁気障害によってセンサーも役に立たなかったため、水分収集業者の間にM-HYDへの不満が広がってしまう。やがて、<ラッキー・デスポット>の乗員と地元民がM-HYDの品質を巡って意見を対立させ、収集業者の暴動が勃発したのだった。訴訟費用と裁判所の命令による賠償金によって、この論争の終結までに<ラッキー・デスポット>の船長は破産してしまったのである。
銀河系におけるM-HYD
<ラッキー・デスポット>に積まれていたドロイドの1体、M-HYD 6804は、タスケン・レイダーの襲撃があった際に所有者によって廃棄された。このドロイドはタスケンによって貯水を奪い取られ、部分的に破壊された後、ネビット氏族長率いるジャワたちによって回収されたのだった。6804は様々な言葉を話すことができたが、好んで使っていたのはバイナリーだけである。また、このドロイドはロード・リフターとの共同作業に特化した設計をなされていた。6804は余生をネビットのサンドクローラーの中で過ごしていたが、後にC-3POとR2-D2を捜索していた帝国軍のストームトルーパーによって破壊されたのだった。