コナン・アントニオ・モッティ
(モッティから転送)
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コナン・アントニオ・モッティは、帝国軍に多く存在する成り上がり将校の1人である。裕福な家系に生まれた彼は銀河帝国に対して極めて献身的な男だった。彼が多くの命令を出せる立場にあったことは事実だが、そのほとんどは決まりきった社交辞令的なものであり、これは彼が自らの経歴と同じように過大評価されているだけの存在だったことを意味していた。
経歴
モッティの忠誠心に対して与えられた栄誉の1つは初代デス・スターの3人の司令官の1人に抜擢されたことだった。グランド・モフ・ターキン、タッグ将軍に次ぐ3番目の地位を与えられた彼は、グランド・モフの補佐と警護を務めることになったのだ。デス・スター計画への参加を命じられたとき、モッティは初めてダース・ヴェイダーと口論を交わすことになる。この計画におけるヴェイダーの立場はパルパティーン皇帝の相談役にしか過ぎず、命令系統に属していなかったため、彼はヴェイダーを単なるターキンの使用人としてしか見ていなかったのだ。実際、神秘的なフォースについて語り、自分の発言を見下すヴェイダーは、彼にとって古代の魔法使い以外の何者でもなかったのである。
パルパティーン皇帝のデス・スター計画に対する隠れた援助によって、ターキンとモッティはこの計画の中心的役割を果たしていた。もはや2人に関わり合おうとした者はおらず、彼らの冷酷な野望は留まるところを知らなかった。事実、デス・スターの完成によってターキンが皇帝をも凌ぐ権力と軍事力を手中に収めようとしていたとき、モッティは彼にヴェイダーの抹殺と皇帝へのクーデターを助言していたのである。そのときこそターキンに叛意はなかったが、もしヤヴィンの戦いでデス・スターが破壊を免れていれば、ターキンが皇帝にとって代わっていたことは間違いないだろう。
モッティは軍と個人の力を強く確信しており、ヴェイダーとその法力にはまったく敬意を払っていなかった。彼にとって唯一絶対の存在は力であり、その力こそはデス・スターのようにテクノロジーの驚異を象徴したものだったのである。彼にとってフォースなどは古代の宗教やくだらない魔法でしかなく、ヴェイダーがフォースの教義を与えた後でさえ、モッティはその神秘的で無形の存在に対してかたくなな態度をとり続けたのだった。