ロット・ドッドの宮殿
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ロット・ドッドの宮殿は、ニモイディアンの財布惑星ケイト・ニモイディアにある巨大な要塞である。この宮殿は通商連合のロット・ドッド議員の個人的な住居だった。
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概要
ドッドの宮殿はケイト・ニモイディアに数多く存在する橋上都市の1つに築かれていた。この建造物の中央部には、大きな階段の最上段に築かれた円形のタワーがそそり立っており、入り口の階段へと続く歩道の両側には円形の離着床パッドも用意されていた。メイン・ドアの先にあるグランド・ホールは真紅色と金色で装飾された贅沢な作りになっており、ニモイディアンの歴史上の偉人たちを描いた絵画が飾られていた。また、綺麗に清掃された階段は居室のある宮殿の上層へと通じていた。さらに、この宮殿にはドッドが来客をもてなすダイニング・ルームも用意されており、広大な図書館も自慢の1つだった。
歴史
クローン大戦当時、ジェダイ評議会はインターギャラクティック銀行グループを代表する元老院議員、ラッシュ・クローヴィスが独立星系連合と共に陰謀を企てているという疑惑を抱いていた。ジェダイはクローヴィスの反逆の可能性を突き止めるため、彼と懇意にあり、かつ信頼できる議員を必要としていたのだ。評議会が選んだ人物は過去にクローヴィスと密接な関係にあったパドメ・アミダラ議員だった。彼女は一旦断るが、クローヴィスと分離主義勢力との疑わしい関係について聞かされ、考えを改める。そして、彼女がクローヴィスを元老院ビルの議員食堂へ夕食に誘うと、彼はパドメに、互いの職務と個人的関係を再び親密なものにしようと誘いかけたのだった。アミダラが同様の願いを告げると、クローヴィスは2人でケイト・ニモイディアへ行き、通商連合のロット・ドッド議員と会談しようと持ちかける。彼女はこれに同意し、2人の議員はC-3PO、タイフォ隊長、そしてパイロットに変装したジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカーを乗せ、アミダラのJタイプ・スター・スキッフで旅立ったのだった。
彼らはケイト・ニモイディアに到着し、ロット・ドッドの宮殿に着陸した。スキッフから降りた彼らは、ドッドと彼の所有する2体の金色の召使ドロイドから歓迎の挨拶を受ける。ドッドが彼らを宮殿のメイン・ロビーに案内すると、クローヴィスはアミダラに自分とドッドが商談をする間、自室で待っていてくれと要求するのだった。そして自室に残されたアミダラとC-3POは、散歩と偽って宮殿内の調査に出かけたのである。
このとき、クローヴィスとドッドはジオノージアンのポグル・ザ・レッサー大公と共に、ジオノーシスの巨大な新ドロイド製造工場について話し合っていた。この建造にはクローヴィスとインターギャラクティック銀行グループが巨額の投資を行っていたのである。ドッドとポグルは当初の合意を上回る利益配分を要求するが、クローヴィスはこれを拒否する。だが、アミダラの接近に気づいた彼らは、立っていた場所にあるホログラム投影テーブルを素早く停止させ、会談を打ち切った。アミダラは寂しさのあまりクローヴィスと一緒にいたいと考え、図書館をさまよっていたと告げる。クローヴィスは彼女を暖かく迎え入れ、図書館の外へと案内した。ドッドとポグルは2人の客人の間の愛情に着目し、アミダラに毒を盛る陰謀を企てた。彼らは解毒剤と引き換えに、クローヴィスに自分たちの要求を受け入れるよう迫るつもりだったのだ。
その晩、ドッドは互いの新しい友情を誓う祝杯を勧め、彼女にグラスに入った毒を飲ませた。その後、彼らは晩餐会のためダイニング・ルームに着席する。そして食事が終わると、アミダラは毒の効果から意識が失われていくのを感じたが、急いで立ち上がったための立ちくらみだと考えた。彼女は水を要求し、クローヴィスに付き添われて図書館へと移動したのである。