ケイト・ニモイディア
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ニモイディアンの最古の財布惑星として知られるケイト・ニモイディアは、ヌート・ガンレイの秘密の隠れ家があった惑星である。この惑星はコロニー界に位置しており、ニモイディアンの故郷ニモイディアにもほど近い場所にあった。
この惑星に居住することができるのはごく一部の裕福なニモイディアンたちだけだった。彼らの財宝は厳しい地形に築かれ、B1バトル・ドロイドたちが警備する宝物庫に守られていたのである。また、ケイト・ニモイディアの都市は広大な岩のアーチを繋ぐ巨大な橋の上に築かれていた。
ケイト・ニモイディアには動植物に富む広大な森林地帯があった。著名な種族であるニモイディアン・クリーホークは、獰猛だが非常に美しい姿をした鳥類であり、飼育場でもその姿を見ることができた。
目次 |
歴史
初期の歴史
太古の昔に宇宙への進出を果たしたニモイディアンは、何百もの惑星を植民地とし、これらの惑星をニモイディアン社会の富の基礎としていた。植民地の保有する資源は一堂に集められ、彼らの故郷であるニモイディアへと還元されていたのである。なかでも最も有名な植民地は俗に財布惑星と呼ばれていたが、これらは単なる資源の豊富な惑星という意味ではなく、資源が根こそぎ発掘され、開発された惑星だったのだ。こうした惑星は他の多くの植民地を管理する行政ポストとして利用され、同様に、他の惑星で採鉱された資源の保管場所としても役立っていた。ニモイディアの名前が与えられるのもこのような惑星だけであり、ケイト・ニモイディア、コルー・ニモイディア、ディーコ・ニモイディアなどは、特に有名な財布惑星だった。
ケイト・ニモイディアは、通商連合を統括するニモイディアンと独立星系連合にとって極めて重要な惑星である。また、この惑星はニモイディアンの最も古い歴史を持つ財布惑星として知られており、おそらくは最も裕福で、排他的な惑星でもあった。この惑星には極めて裕福な文化があり、最も豊かな者だけが住むことができたのだ。ニモイディアンは険しい環境と無数のバトル・ドロイドによって守られた地下貯蔵室に莫大な財産を保管しており、このような貯蔵室からそれほど遠くない場所で暮らしたいと考えていたが、同時に、そこには誰も近づくことができないという確信も抱いていた。そのため、彼らは財宝へと通じる霧の立ちこめた岩屋の上に架けられた橋上都市を築いたのである。
クローン大戦
クローン大戦の間、ニモイディアン惑星防衛大隊は徴兵率を2倍にし、ニモイディアとその財布惑星の防衛を強化すべく、すべての予備兵を徴収した。その結果、緩やかに揺れる橋上都市の滑走路にはニモイディアン・タンクがあふれ、大邸宅は軍人や砲手たちの宿舎となり、光り輝く超高層ビルや金メッキされたタワーには対戦闘機用砲塔が取り付けられたのだった。また、臆病なヌート・ガンレイ総督も敵からの攻撃に怯え、個人で所有する要塞に高度な防衛設備を施したのだった。
やがて共和国がケイト・ニモイディアの軌道防衛網を突破し、ニモイディアンの資産に対する集中攻撃を開始すると、恐れていた可能性は現実のものとなった。コルサントの戦いの1ヶ月前、オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカー、クローン・コマンダー・コーディらは、ガンレイ総督の身柄を確保するため、軍をケイト・ニモイディアへと進める。ガンレイには間一髪で逃げられたが、ジェダイたちは総督がダース・シディアスとの交信に使用していた、暗号化ホログラム送受信機付きのメクノ=チェアを発見したのだった。この発見はジェダイに、シスの暗黒卿が実在するという確固たる証拠をもたらすことになる。
ケイト・ニモイディアの戦いは最終的に共和国の勝利に終わったが、それは極めて希薄な勝利でしかなかった。追い詰められた抵抗部隊は分散した橋上都市で勢力を保持しており、共和国グランド・アーミーは反乱を抑えるために定期的なパトロールと攻撃を余儀なくされたのだ。この任務を指揮するジェダイ・マスター、プロ・クーンも、くさび形のジェダイ・スターファイターでたびたび出動していた。そしてそのとき、コルサントでオーダー66が発令される。この指令はケイト・ニモイディアにも到達し、クーンの僚機が彼のスターファイターに向かって発砲したのだった。彼のスターファイターはクローンの操縦するARC-170スターファイターからの攻撃によって損傷し、制御を失ってしまう。ジェダイ・マスターはケイト・ニモイディアの景観の1つに激突し、炎に包まれたのだった。