議長の特別室
(議長のオフィスから転送)
| ||||||||
|
議長の特別室は、銀河共和国の最高議長が会合部屋や私室として使用するオフィスの特別室である。議長の特別室はコルサントの地表から500メートル以上の高さに位置する共和国行政府ビルの中にあった。さらに、行政府オフィスとも呼ばれる議長のオフィスは最高議長の公式な執務室であり、これらの部屋の中心的役割を果たしていた。
目次 |
歴史
議長の特別室はナブーの戦い後、パルパティーンが銀河共和国の最高管理職として在任している間に作られた。その様式はパルパティーンの元老院アパートによく似ており、室内は赤い壁に囲まれ、古代の哲学者たち(具体的にはドワーティの四賢者)や神々のブロンジウム像が飾られていた。また、シスの聖杯や、ヤヴィン4のマサッシの領域から発掘された、ハイパースペース大戦におけるジェダイとシスとの戦いを描いたバス=レリーフなども飾られていた。
彼のオフィスには様々なシスの美術品や工芸品が飾ってあったが、ジェダイにはその意味が分かっていなかった。事実、その中の1つにはパルパティーンのシス・ライトセイバーが隠されており、彼は機が熟したと悟ったとき、その石の中からライトセイバーを取り出し、点灯させる計画だったのだ。彼はメイス・ウィンドゥ、セイシー・ティン、エージェン・コーラー、キット・フィストーから逮捕を宣告されたとき、この計画を実行に移した。その結果、戦いによって4人のジェダイ全員が殺害され、アナキン・スカイウォーカーがフォースのダークサイドに誘惑されたのである。
このオフィスは2人のレッド・ガードによって警備されており、ダー・ウォックのいるレセプション・エリアを通じてのみ入ることができた。また、パルパティーンのデスクとオフィスの椅子は入り口側を向いており、背後の壁はその大部分が外の景色を眺望できるトランスパリスチール製の窓になっていた。この窓からはギャラクティック・シティの素晴らしい景観が一望でき、このオフィスの住人たちに、ここで議論された結果が及ぼす影響範囲の大きさを思い起こさせていたのだ。また、4つの訪問者用の椅子は議長のデスクに向かって半円状に並べられており、デスクへ向かう2段の階段の間には大型ホロプロジェクターが格納されていた。
銀河帝国の樹立後もパルパティーンはこの私室を使い続け、ここでダース・ヴェイダーをはじめとする部下たちとの会合を行っていた。
パルパティーンのオフィスの間取り
エントリー・ホールウェイ(公共利用)
最高議長のいるレベルに着いた訪問者は、公式受付エリアに入り、そこのベンチでしばらく待つことになる。受付デスクには議長のデスクに直接繋がる通信システムが装備されていた。また、この部屋の隣には高速ターボリフトが設置されており、利用許可を持つ者は受付エリアに入る前に検査のため、保安用エアロックに通されていた。
公式会議用儀礼オフィス(公共利用)
儀礼用オフィスには受付用デスクの背後にある1対の耐熱ドアを経て入ることができた。その後、訪問者は短い通路を経て大きな円形の部屋に入る。一連の階段の最上部には議長の執務用デスクがあり、そこにはプライベート・オフィスや本会議場の下にある待機室へと繋がるデータ・フィードが装備されていた。また、執務用デスクの背後からはギャラクティック・シティのパノラマ景観を一望することができた。
超高密度ランサナイド合金でできた議長の椅子には防御シールドとパルパティーンの補佐やレッド・ガードに直接連絡可能な通信装置が装備されており、4つの訪問者用の椅子が向かい合わせに置かれていた。これらの椅子は半円形に並べられており、デスクへ続く2段の階段の間には大型ホロプロジェクターが設置されていた。また、赤一色に塗られた室内には、ドワーティの四賢者の4体のブロンジウム像のうちの2つが飾られており、他の2体は隣接するホールに置かれていた。オフィスの入り口の左側には秘密の脱出用リフトが隠されており、右側には議長の私室へと通じる隠しドアが用意されていた。
控え室(公共利用)
メイン・オフィスの入り口部分は議長のプライベート・オフィスへ続く控え室である。この部屋は小規模なミーティングなどに使われ、ハイパースペース大戦を描いたバス=レリーフやシスの聖杯が飾られていた。また、私室へと通じるドアの脇には、パルパティーンのライトセイバーが隠されたシストロスの像が置かれていた。
プライベート・オフィス(私的利用)
議長がプライベートな作業に使用する狭い部屋の背面には、2重のトランスパリスチールで作られたパノラマ展望窓が設置されていた。議長は大型の赤い投影スクリーンを通じて、クローン情報部からもたらされるクローン大戦の状況を追うことができた。同様に、チャンパル・サレコン・センターのデータバンクや銀河系全域に広がる密使たちからの情報を入手することもできた。
パルパティーンのプライベート・オフィスはメイン・オフィスより狭く、金属質の黒いカラーリングで整えられていた。この部屋には黒い大型の回転椅子が3つ、スーパーコンピュータ、2個の黒い花瓶が設置されており、壁は金属製で、連続模様が刻まれていた。
議長のアーカイブ(私的利用)
ハイパースペース大戦のバス=レリーフの裏側には議長のプライベート・アーカイブがあった。書斎フロアに置かれたラックには、歴代議長に関するファイル、法案の修正記録、公文書に関する様々なメモがホロディスクに記録されて保管されていた。
議長の寝室(私的利用)
議長のメイン・オフィスの先には私室が用意されていた。寝室に設置されたオルデラニアン・リラックス=ベッドにはマッサージ機能と安眠用ハーモニーを奏でる機能が内蔵されており、数時間の睡眠で一晩の休息に匹敵する効果を得ることができた。また、この部屋には個人用のシャワーとリフレッシャーも設置されており、議長が集めたガウンや衣装を保管するための高価なワードローブも置かれていた。
レッド・ガードの作業オフィス(私的利用)
メイン・オフィスと寝室の両方に通じる保安用の特別部屋にはレッド・ガードが待機していた。この部屋には保安システムを監視するための3つの椅子、様々なモニターおよびコンソールが用意されており、昼夜を問わず彼らはオフィス全体を常時監視していた。