<ソウルレス・ワン>
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<ソウルレス・ワン>は、クローン大戦中に独立星系連合のグリーヴァス将軍が使用していた個人用宇宙戦闘機である。
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特徴
<ソウルレス・ワン>と名付けられたグリーヴァス将軍の戦闘機は、武装された改良型ベルバラブ22・スターファイターであり、その製造元はマンクヴィム814を作り出したテクノ・ユニオン配下の製造企業、フィーザン・オットロー・スケーラブル・アセンブリーズ社である。この戦闘機はエネルギーを素早く冷却、循環させる速射型トリプル・レーザー・キャノンを2基搭載しており、破壊的な攻撃性能を保持していた。
通常、この大きさと年式の船はハイパードライブを装備していないことが多いが、グリーヴァスには星間規模の機動性を維持する必要があった。そのため、より小型のジェダイ・スターファイターは超光速に到達するために外部ドッキング・リングを接続する必要があったが、グリーヴァスの戦闘機は最先端の光速エンジンを内蔵していた。また、主船殻の側面前部にはイオン・エンジンが搭載されており、その中には機動性を向上させるための横方向の推進ダクトも内蔵されていた。そして、後部に取り付けられた推進方向制御用安定板も、船の機敏さの向上に貢献していた。
グリーヴァスは、自らの指揮下にある分離主義勢力のドロイド軍との接触を常に維持しておく必要があったため、この小型戦闘機に超小型ホロネット・トランシーバーを内蔵させていた。これによって、彼は合法的なネットワークだけでなく、独立星系連合のシャドウフィードのような非合法ネットワークにまでも接続できたのである。
歴史
グリーヴァス将軍は、彼の旗艦である通商連合クルーザー<インヴィジブル・ハンド>をはじめとする大型艦船の全艦隊を指揮していたが、このような大型宇宙戦艦も惑星上での戦いおいては非実用的である。そのため、グリーヴァスは惑星の大気圏内に単独で侵入するために強力な宇宙戦闘機を使用していた。そのデザインには彼のロボット・スケルトン的な風貌と同じように滑らかな流線形と攻撃的な輪郭を組み合わせたものとなっており、彼の虚栄心をよく反映したものだった。
ウータパウでの戦闘の間、グリーヴァスは彼の戦闘機を秘密の離着床プラットフォームに単独で放置していた。しかし、共和国のクローン軍による攻撃が開始されると、彼は宇宙空間へと逃れるためホイール・バイクに乗って隠されたプラットフォームへと駆けつけることになる。だが、グリーヴァスはジェダイの将軍オビ=ワン・ケノービの猛追を受け、プラットフォーム上で激しい殴り合いを繰り広げるのだった。最終的にケノービはグリーヴァスを始末し、彼の戦闘機を使ってウータパウを脱出した。オーダー66の発令によってクローン・トルーパーがジェダイの将軍の討伐を開始した後、オビ=ワンはこの宇宙船の通信装置を使ってジェダイの遭難信号である緊急コード9-13を発信し、ベイル・オーガナ議員の<タンティヴィIV>と合流することができたのである。
<ソウルレス・ワン>は、オビ=ワンが生まれたばかりのルーク・スカイウォーカーを連れてナー・シャダーへと飛び立つまで、<タンティヴィIV>のドッキング・ベイに停めてあった。彼はこの戦闘機をナー・シャダーの商人に売却することで、タトゥイーンへ旅するクレジットを手に入れ、残金をルークの養父母となるラーズ夫妻に託したのである。
やがて、<ソウルレス・ワン>はオビ=ワンのかつての敵であるサイボーグによって発見され、地元の帝国軍当局に匿名で通報されることになる。最終的に、このベルバラブ22・スターファイターはグリーヴァスの破壊された機械の体と共にジオノーシスにあるパルパティーン皇帝の保管施設へと運ばれ、帝国軍のN-K計画へと再利用されたのだった。