インペリアルII級スター・デストロイヤー
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インペリアルII級スター・デストロイヤー、またの名をインペリアルII級デストロイヤーは、インペリアルI級スター・デストロイヤーから派生したスター・デストロイヤーである。
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特徴
インペリアルIとインペリアルIIには、司令タワーのセンサー・グローブの間にあったトラクター・ビーム照準アレイが通信タワーに置き換えられていることや、集中防御用兵器が取り外されていることなど、いくつかの違いが存在する。
インペリアルIIは、初代機のインペリアルI級に、強化型重装甲、より強力な偏向シールド、より大きな火力を追加した戦艦として建造された。インペリアルI級スター・デストロイヤーの側面に並んでいた主砲のツイン・ヘヴィ・ターボレーザーおよびヘヴィ・イオン・キャノン・タレットは、無防備のバルベット砲架に設置された8つの銃身を持つターボレーザー砲塔に置き換えられている。
他の新しい特徴は、腹部の第2ドッキング・ベイに設置された小型宇宙船を掴むための2本のパラレル・クロウ、船が大破しそうなときに砲手が配置場所から脱出するためのオプション、震盪ミサイルの衝撃にも耐えられる主艦橋のトランスパリスチール製ビューポートなどである。
だが、インペリアルII級スター・デストロイヤーは設計上の多くの問題を抱えており、かつて<ヴィルランス>だった<エラント・ヴェンチャー>も絶えず故障に悩まされ続けていた。銀河内乱の間、反乱同盟軍のある技術者は、スター・デストロイヤーには積極的に狙うべき174,000箇所の設計上の欠陥があるとまで主張している。
こうした欠陥に加え、スター・デストロイヤーを維持、運用するためには、莫大な物的および人的資源が必要とされる。だが、ネビュラ級やタービュレント級などのより効率的な新型戦艦が登場しても、インペリアルII級は依然として恐るべき前線兵器であり続けたのである。
歴史
最初のインペリアルII級は、<エンパイア>として知られるプロトタイプ・インペリアルIIであり、フェイエット・カイズ提督の指揮下に配備された。この艦は後の量産型よりも強力であり、<エグゼキューター>に匹敵するほどの評判を集めたと言われている。そして、インペリアルII級が初めて実戦で使用されたのは、ヤヴィンの戦いの数ヵ月後のことだった。
その後、ホスの戦いにも多数のインペリアルII級が参加したが、少なくとも1隻、<タイラント>が反乱軍のv-150惑星ディフェンダーによって麻痺させられてしまった。だが、パルパティーン皇帝の支配下にあった銀河帝国の晩年に、これらの艦がターキン主義の実践における有効な手段となったことは疑う余地のない事実である。
この艦は、後により高性能な宇宙船が登場したにも関わらず、非常に長い期間にわたって使用され続けた。これらの戦艦はユージャン・ヴォング大戦の時代でさえ、高性能、あるいは単に極めて強力な船として認識され、重要な任務で攻撃と防衛の両方の目的で使用されたのだった。しかし、これらも軍事目的のみに利用されていたわけではない。 あるインペリアルII級スター・デストロイヤーは、民間人のブースター・テリックによって所有されていた。バクタ戦争の最後の戦いで、彼はインペリアルII級の<ヴィルランス>の降伏を受け入れたのである。その後、テリックは法に従って船の武装を取り外し、艦名を<エラント・ヴェンチャー>に改めたのだった。
さらに第2次銀河内乱が勃発してもこの艦は前線で使用され続け、ジェイセン・ソロは重度に改良を加えられた銀河同盟ガードのインペリアルII級スター・デストロイヤー<アナキン・ソロ>を指揮していた。
そしてついに残存帝国軍が戦争に加わると、彼らはインペリアルII級の長年にわたる帝国での活躍を誇示するため、これらの艦を大量に動員したのだった。しかし、ギラッド・ペレオンは新しく建造されたタービュレント級スター・デストロイヤー<ブラッドフィン>を帝国軍の旗艦として選択した。このときをもって、あらゆる戦艦の象徴的存在だったインペリアル級の栄光にようやく黄昏が訪れたのである。