v-150対軌道イオン・キャノン
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v-150プラネット・ディフェンダー対軌道イオン・キャノンは、クワット・ドライブ・ヤード社によってクローン大戦時代に開発された超大型イオン・キャノンである。
銀河内乱の間、反乱同盟軍は数基のv-150を入手し、最も重要な基地に配置していた。ヤヴィンの戦いの3年後に行われたホスの戦いでは、氷の惑星ホスに極秘に建造されたエコー基地が1基のv-150によって守られており、基地から飛び立った多数のGR-75中型輸送船が帝国軍による惑星封鎖を突破して脱出する際の援護を行った。
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特徴
v-150は、軌道上やさらにその外側の宇宙空間にいる敵からの攻撃に対して、効果的な防衛を行う惑星上の軍事設備として使用されていた。惑星偏向シールドと同時に使用した場合、v-150は18万キロメートルの最大射程距離によって、敵の軌道封鎖活動を阻止することが可能である。この兵器は固定型砲床でしかないが、回転式の基部の上に構築され、半球型の強化パーマサイトで覆われてることが多かった。通常、モジュール化されたv-150は、地表からおよそ40メートル下に設置された地下リアクター・コアからエネルギー供給を受け、数時間程度で充電を完了することができた。
このイオン・キャノンは27人の操作要員、あるいは12人の基幹要員によって運用されていた。パワー・ジェネレータおよびリアクターから供給されるエネルギーに支えられているため、搭載できるエネルギー弾の量は事実上無制限であり、6秒毎に一斉射撃を行うことができた。また、v-150には3ヶ月分のエネルギーが蓄えられていた。v-150は惑星シールドと同期して使用されることが多く、シールドが開かれたわずかな時間に砲撃を行うことで、最大限のダメージを与えることができた。ただし、この兵器は砲撃範囲が限られていたため、1基のv-150では数百平方キロメートルの範囲しか防衛することができなかった。
銀河内乱の時代まで、クワット・ドライブ・ヤード社は一般市場でv-150を150万クレジットで販売していたが、中古品であれば100万クレジット程度の安値で入手することもできた。
歴史
v-150は当初、コマー・ウェポンズ社の従業員だったギャシーのキャン・ラーによって開発された。だが、同社がこの兵器を軍事的に無用の長物であり、生産不可能であるとして排除したため、彼はコマー社を去り、設計図をクワット・ドライブ・ヤード社に持ち込んだのである。
やがて数基のv-150キャノンが反乱同盟軍の手にわたり、これらは銀河内乱で使用されたのだった。
反乱同盟軍のv-150プラネット・ディフェンダー
ホスのエコー基地に設置されたv-150は、基地防衛において極めて重要な存在だった。このv-150はクワット星系における大胆な輸送船ハイジャックの際に強奪されたものである。パワー・ジェネレーターは離れた位置に置かれた、プレイター級スター・バトルクルーザーから回収した基地のメイン・リアクターと接続されていた。通常、v-150は地上から40メートルの地下に設置されたリアクターからエネルギーを得るが、エコー基地のジェネレーターは雪原の1キロメートル下に埋められており、メイン・リアクターはやや離れたメイン基地に設置されていた。このイオン・キャノンを管理する27人のクルーたちはすべて惑星オルデランの出身であり、ホスの戦いでは最後に惑星から脱出している。この戦いで、クルーたちはキャノンを制圧するために侵略してきた帝国軍のスノートルーパーと果敢な戦いを繰り広げたが、最終的に彼らは敵のセンサーに脱出を悟られないようにするため、キャノンのパワー・ジェネレーターの自爆装置を起動させた。一方で、エコー基地への攻撃のために送り込まれた帝国軍のウォーカー部隊、ブリザード・フォースも、ダース・ヴェイダーによってイオン・キャノンの破壊を命じられていたのだった。
放棄される前に、このキャノンはエコー基地を脱出する輸送船団への効果的な援護射撃を成功させた。ホスの軌道上には死の小艦隊のインペリアル級スター・デストロイヤーが待ち構えており、彼らはこの封鎖を突破しなければならなかった。基地の司令センターから、制御責任者のトアリン・ファーがインペリアルI級スター・デストロイヤー<タイラント>に向けてイオン・キャノンの発射を命じ、敵艦を一時的に無力化させることができた。その間に、ホスを最初に脱出したGR-75中型輸送船<クァンタム・ストーム>が帝国軍の戦艦をすり抜け、ハイパースペースへの突入に成功したのである。イオン・キャノンからの援護射撃は遭遇時の最初の一撃となったのだった。
だが、このキャノン自体は構造的に損なわれておらず、ヤヴィンの戦いの14年後、ジェイデン・コーアがラグノスの門弟たちを求めてホスに到着した際にも運用可能な状態だった。
新共和国は、貧しいが戦術的に重要な惑星を防衛するためにv-150を使用していた。だが、これらもユージャン・ヴォングのバイオテクノロジーの前にはまったくの無力だった。