マラミュー・トーダ
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マラミュー・トーダ卿は、惑星タムズ=アンにおけるタムズ=アンの戦士族長である。彼は活発な娘ジェリンと、理想主義の息子コビーと共に巨大な城で暮らしていた。トーダは屈強なタムズ=アンの大規模な戦士団のリーダーであり、惑星の後継支配者であるモン・ジュルパ王と争うことが多かった。
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経歴
ヤヴィンの戦いの数年前、タムズ=アンの王、モン・ジュルパは、自らの王国とマラミュー・トーダ卿の支配する国との間で、停戦を宣言したいと考えていた。そこで彼はトーダ卿の城へと出向き、和平協定を申し入れたのである。だが、トーダは即位したばかりの新しい王の申し出を疑ってかかり、彼が自分の地位を奪うための陰謀を企んでいると考えたのだった。しかし、和平の可能性を受け入れるようにと父を説得したのは、他ならぬ娘のジェリンだったのである。
だが和平の締結がなされる前に、海賊のガー・カイボ・レン=チャが刑務所から脱獄し、ジェリンを誘拐した。かつてカイボはモン・ジュルパの地下牢の看守を務めていたことがあったため、トーダは彼の脱獄と娘が誘拐されたことについてジュルパを厳しく非難する。カイボはR-22スピアヘッド・スターファイターを盗み、ジェリンを沼の惑星ボグデンへ連れ去った。そして、トーダはモン・ジュルパを逮捕したのだった。
カイボ船長はボグデンからメッセージを送り、まだ収監されている仲間の船員たちの釈放と引き換えに、ジェリンをタムズ=アンに送り返すと宣告した。モン・ジュルパは、カイボからジェリンを解放するための手助けをさせてくれるようトーダに懇願する。さらに彼はトーダ卿に、カイボは信用できず、こちらが約束を果たしてもジェリンを返そうとはしないだろうと警告した。トーダは娘を救出するための秘密の計画で、嫌々ながらもジュルパと行動を共にすることに同意したのだった。彼らは押収されていたカイボの攻撃船<ダイアノーガ>を改造して秘密の船倉を設置し、トーダ配下の精鋭戦士1個分隊を収容できるようにした。そして彼らは、カイボの一等航海士ジン・オバーと他の乗員たちを釈放し、タムズ=アンから出ていく許可を与えたのである。しかし海賊たちは、トーダとその部下の戦士たちが船内に隠れていることを知らなかった。そして彼らがボグデンに着いたとき、トーダとモン・ジュルパは海賊たちと戦い、ジェリンを解放したのである。彼らはカイボ船長と乗員たちを倒し、ジェリンを連れて無事にタムズ=アンに戻ることができたのだった。
その後、娘の救出に当たってジュルパが非常に重要な助けとなったことを認めたトーダ卿は、和平協定に調印し、それぞれの王国を統合することに同意したのである。
人物と特徴
マラミュー・トーダ卿はユーモアの通じない男だった。彼の顔つきは常に厳格なしかめっ面で歪んでおり、その話しぶりも途切れ途切れで威厳のある口調をしていた。彼が笑うことは滅多になかったが、そのわずかな機会の1つはプロトコル・ドロイドのC-3POによって引き起こされた。インゲイと呼ばれる小動物がC-3POの肩の上を走り回り、この不器用なドロイドが料理を乗せたサイドボードに倒れ込んだのである。トーダはあからさまに当惑するドロイドを見て大喜びしたのだった。
また、トーダ卿は他人をやすやすと信用しなかった。彼はモン・ジュルパに不条理な疑いを抱いており、この新しい王が自分の権力基盤を奪い取ろうとしていることを恐れていた。その理由の1つは、トーダが宇宙戦闘機を1機も保有していないのに反し、ジュルパはR-22スピアヘッド・スターファイターの船隊を指揮していたことにあった。
トーダ卿は威厳ある戦士の権化のような存在であり、その表情は常に戦いの準備が整っていることを示していた。また、彼はライバルであるモン・ジュルパとは異なるタムズ=アンの種族の出身だった。トーダとその一族は濃い顔色の肌をしていたが、モン・ジュルパの側近たちはより色鮮やかな紫色の肌をしていたのである。また、トーダは黒く鋭い目と大きな鼻を持ち、もみあげ付きの茶色い頭髪はやや後退していた。