BD-3000ラグジュアリー・ドロイド
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BD-3000ラグジュアリー・ドロイドは、レジャーメック・エンタープライズ社製の多目的ラグジュアリー・アテンダント・ドロイドである。
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特徴
企業セクターに拠点を置くデザイン・ファーム、レジャーメック・エンタープライズ社によって製造されたBD-3000は、概して中身よりも見た目の勝利である。このラグジュアリー・アテンダント・ドロイドはプロセッサーとプログラム・パッケージによって有能かつ多用途に使えるビジネス・アテンダントとなっていたが、その程度の特徴では製造元の希望小売価格25,000クレジットを説明することはできない。ドロイド・レビュー雑誌が定期的にBD-3000の人気の理由として引用したのは、輝く表面加工、カーブを描く造詣、そしてジャイロ・バランス回路に組み込まれた歩行サイクル・プログラムのことだった。
BD-3000は有能な言語プロセッサーと言語データベースを持っていた。この組み合わせも、サイボット・ギャラクティカ社製のプロトコル・ドロイドに見られるAA-1ヴァーボ=ブレインと比べると色あせてしまうが、それでも150万を超す通信形態の通訳が可能である。その音声システムは様々な音や声を作り出すことができ、「元気よく」や「官能的に」のような多くの種類が、人気のある女性の声で工場出荷時にプリセットされていた。また、行動回路マトリックスも幅広く設計されており、多種多様な個性を作り出すことができたのだった。
さらにビジネス管理プログラムに加え、標準的なBD-3000には、リパルサーリフト・パイロット、コック、洋服の仕立て屋、乳母など、25種類以上の付加機能が内蔵されていた。拡張スロットはハードウェアとソフトウェアの双方に用意してあり、戦闘用アプリケーションを導入することも可能だった。また、所有者の中には秘密のボディガードとして再プログラミングした者も知られているが、レジャーメック社はそのような改造を保障していなかった。
レジャーメック社の広報担当にとって最も無念だったのは、BD-3000が銀河系の暗黒街でも同様に好評を博したことだった。そこでは、明らかにトゥイレックの2本のレクーを模倣したものと分かるような、認可されていない補修部品もかなり出回っており、当初の意図よりもはるかに多くの役割を与えられたドロイドたちが活躍していたのだ。
歴史
元老院議員たちが集う場所には、必ず彼らの所有する機械のアテンダントが付き従っていた。銀河系の無数の惑星を代表する政治家たちの外見は実に様々だが、彼らのドロイドは驚くほど似通っていた。コルサントのドロイド製造業者や販売業者が膨大な数の製品を元老院の政治家たちに販売していたため、結果として遭遇する機種がほとんど同じものになっていたのである。ベストセラー商品は標準的な人間型プロトコル・ドロイドだが、BD-3000ラグジュアリー・ドロイドも急速に人気を拡大していった。クローム仕上げの滑らかな表面に、目を楽しませる形をしたBD-3000は傑出したモデルであり、元老院ビルのホールでも、ギャラクシーズ・オペラ・ハウスの磨き上げられた回廊でも、頻繁にその姿を見ることができたのだった。